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【MLB】大一番で活躍せず――米メディア”高給取り”田中とエルズベリーに辛辣な評価

「この大舞台のための投資ではなかったのか?」大型契約を結んでいる田中将大とジャコビー・エルズベリーが大事なワイルドカードゲームで結果を残せなかったことについて、ニューヨークのメディアは辛辣な評価を下している。

2015/10/08

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アストロズのエースと対照的だった田中

 エルズベリーに比べると、5回で降板した田中への失望はヤンキースのブルペンが強力なこともあり、まだ軽いかもしれない。しかし、ヤンキースが7年総額1億5500万ドルに加え、ポスティングフィーとして20万ドルも費やしたのは、まさにこのような「負ければ終わり」のビッグゲームで本領を発揮してもらうためだったはずだ。

Masahiro Tanaka is making big-time ace money, but doesn’t give the Yankees nearly the performance that the Astros get from their starter, Dallas Keuchel.
田中将大は大舞台でエースの活躍を見せることを期待され、大金を得ている。しかし、アストロズがダラス・カイコから得ているようなパフォーマンスを、彼はヤンキースに見せることができなかった。

 田中の今季年俸は2200万ドル、それに対し今季20勝でサイ・ヤング賞受賞の可能性が高いカイコはメジャー最低年俸の52万4000ドルだ。カイコは公式戦ではヤンキースに対し2勝0敗、防御率0.00だったが、この日も6回無失点と完璧な投球を披露した。

 2本の被弾が運命を決めた。シーズン中、田中は25本塁打を献上している。昨季より18回多く投げているが、これは10本も多い。今季の田中を象徴するような2015年の幕切れだった。

 この試合ですでに本塁打を浴びているラスマスが先頭打者で、ゴメスが3人目で登場する6回に、ジラルディ監督は早くも田中を降板させた。

 5回を被安打4、3与四球で2失点だった田中は、期待を裏切ったことについて語った。

「この日の苦い思い出を忘れないようにしたいと思います」エルズベリーと田中のヤンキースでの初めてのポストシーズンは、残念な結果に終わった。長い冬になりそうだ。

出典:”High-prices Yankees Masahiro Tanaka, Jacoby Ellsbury don’t give team bang for buck in wild card loss”@ The New York Daily News by Anthony McCarron in Oct. 7th 2015

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