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大谷翔平、7回10奪三振1失点の好投も2桁10勝目逃す 103年ぶり偉業はまたもお預けに「勝つことが最大の目標」

2021/09/27

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 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、本拠地最終戦となったシアトル・マリナーズ戦に「2番・投手」で投打二刀流出場。7回10奪三振1失点の好投を披露したが、またしても2桁10勝目を掴むことはできなかった。米公式サイト『MLB.com』が同日、報じている。
 

 
 大谷は初回、先頭のJ.P.クロフォード内野手にいきなり安打を打たれるも、3番カイル・シーガー内野手を98.2マイル(約158キロ)のフォーシーム、4番ミッチ・ハニガー外野手を87マイル(約140キロ)のスライダーで空振り三振を奪い、無失点の立ち上がり。2回を3人で断ち切ると、その裏には女房役カート・スズキ捕手のソロ本塁打で1点の援護を得た。

 その後も快調な投球で3、4回を三者凡退。5、6回には、1死一、二塁のピンチを背負ったが、後続を打ち取り、得点は許さない。
 
 しかし続投した7回、1死から7番ジャレッド・ケレニック外野手にスライダーを捉えられ、ライトへ同点ソロホームランを被弾。同点でこのイニングを投げ終え。マウンドを後にした。
 
 この日の投手成績は、7回(112球)を投げ、被安打5、被本塁打1、与四死球1、奪三振10、失点1で防御率3.18、WHIP1.09。
 
 打撃成績は、3打数1安打(一ゴロ、中飛、中安)。打率.258、OPS.966(出塁率.371+長打率.595)となっている。
 
 エンゼルスは、8回に大谷の後を受けたホセ・キハダ投手が逆転を許すと、オースティン・ウォーレン投手も流れを止められず計4失点。打線も反撃できず、1-5でゲームを落とした。
 
 大谷は試合後の取材に応じ、「チームが大好きで、ファンとチームの雰囲気も大好き。でもそれ以上に勝ちたい。勝つことが最大の目標。」と悔しさを滲ませた。
 
 順調にいけば、中6日でシーズン最終戦となる10月2日(同10月3日)マリナーズ戦で登板可能。103年ぶり「2桁勝利&2桁本塁打」の偉業達成へ向け、次回登板の有無に注目が集まる。

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