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【MLB】田中にも可能性があった? 代理人、メッツ故障明けエースの投球回数上限進言でポストシーズン起用なしか

プレーオフ進出の可能性が高いメッツは、トミー・ジョン手術明けのマット・ハービーもフル回転させるべきかが議論になっている。これは、ヤンキースと田中将大にも起こりえた問題だ。

2015/09/09

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Getty Images



敏腕代理人がエースの今季の投球回数に関してコメント

 メッツがエースのマット・ハービーについて抱えている問題に、ヤンキースも直面することになったかも知れないと、『ニューヨーク・デイリー・ニューズ』のロジャー・ルービン記者は報じている。それは、ここから先プレーオフも含め、故障明けの投手にどれだけ投げさせるかということだ。

 9年ぶりのポストシーズン進出の可能性が高いメッツ。
 現在、トミー・ジョン手術明け初年度のエースのマット・ハービーを、ここから先どれだけ起用させるかが大きな話題になっている。

 ハービーの代理人で辣腕で知られるスコット・ボラスが、「今季は180回を上限とすべし」とメッツに進言したのだ。

 ハービーの現在の投球回数は166回1/3。ボラスの意向に従うなら、今季の登板はあと2度のみとなる。しかし、メッツはナリーグ東地区首位を快走中だ。エース抜きでポストシーズンを戦えと言っているのと同じことだ。

 実は、同様な事例が3年前にもあった。

 ナショナルズは開幕前に、やはりトミー・ジョン手術明けのスティーブン・ストラスバーグに関し、「今季は160回を上限とする」と宣言した。

 その時のチームは首位で、ポストシーズンを控えていたが実際にリミットにほぼ達した9月上旬にあっさり彼をシーズン終了とさせたのだ。

 実は、これも代理人ボラスがナショナルズを動かしての措置だったことが、その後明らかになった。

 ボラスは、故障再発により、手持ちの「商品」の価値が減じることを避けたかったのだ。

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