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【東京五輪】野球日本代表侍ジャパン、決勝トーナメント・アメリカ戦の予想スタメンは?【東京オリンピック】

2021/08/01

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侍ジャパン、アメリカ戦の予想スタメンは?

1番(指)山田哲人(ヤクルト)
2番(遊)坂本勇人(巨人)
3番(左)吉田正尚(オリックス)
4番(右)鈴木誠也(広島)
5番(一)浅村栄斗(楽天)
6番(中)柳田悠岐(ソフトバンク)
7番(二)菊池涼介(広島)
8番(三)村上宗隆(ヤクルト)
9番(捕)甲斐拓也(ソフトバンク)
(投)田中将大(楽天)
 
 先発投手は、今季8年ぶりに日本球界へ復帰した田中将大投手(楽天)が確実だ。田中は、2008年の北京五輪に当時19歳の若さで選出。今大会の代表メンバーでは唯一の五輪経験者となっており、その後も第2回、第3回のWBCでも活躍するなど国際大会の経験は申し分ない。今季のレギュラーシーズンでは、勝ち星に恵まれていないものの、防御率2点台。最終調整となった強化試合・巨人戦では、メジャー仕込みの投球術で打者一巡を完璧に抑え込んでおり、万全のコンディションで今大会初登板を迎える。

 過去2戦で同じオーダーが組まれた打線は、アメリカ戦でも不動だろう。ドミニカ戦では最終回までやや繋がりに欠けたが、メキシコ戦では序盤から効果的な攻撃を仕掛け、10安打7得点。中でも本塁打を含むマルチ安打を記録した山田哲人内野手(ヤクルト)、坂本勇人内野手(巨人)の1、2番コンビは、狙い通り相手の脅威となっている。また、9番に座る扇の要・甲斐拓也捕手(ソフトバンク)は猛打賞の活躍。先制された直後の適時打や、山田の3ランに繋げる二塁打など打撃でも強い存在感を放っている。
 
 一方で、今大会のスターティングメンバーで唯一2試合無安打に終わっている4番・鈴木誠也外野手(広島)の状態が不安視されているが、メキシコ戦では結果的に凡退するも、鋭い当たりを連発。積極的にスイングを仕掛ける姿勢も見られ、最終打席にはあわや本塁打の打球も放った。まずは1本が欲しいところだが、復調の兆しは見せている。

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