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【結果速報】和歌山東、倉敷工業を延長の末破り2回戦へ 1、2番コンビが躍動(1日目・第2試合)【春のセンバツ甲子園2022】|第94回選抜高校野球大会

2022/03/19

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甲子園 最新ニュース(高校野球最新情報)

倉敷工・高山侑大は171球熱投も…

<1日目 第2試合 1回戦 ○和歌山東 8-2 倉敷工●>(19日、阪神甲子園球場)

 第94回選抜高等学校野球大会は19日、阪神甲子園球場で第1日を迎え、第2試合で和歌山東(和歌山)と倉敷工(岡山)が対戦。和歌山東が延長11回に一挙7得点で勝負を決め、2回戦進出を決めた。

 

 

 どちらに転んでもおかしくない試合だった。
 
 初回、守る倉敷工は、先頭・山田健吾にエラーで出塁を許すと、盗塁と内野安打で無死一、三塁のピンチを招く慌ただしい立ち上がり。それでも、エース高山侑大は動じず、続く打者を右飛に打ち取ると、4番・中川大士を遊併打に仕留め、得点を許さなかった。さらに2回も1死三塁とピンチを迎えるが、スクイズを狙った和歌山東に対して、バットに当てさせず、三塁走者を刺してここでも無失点に切り抜けた。
 
 3回、先制したのは倉敷工。先頭の近江昂紀が死球で出塁し、この日初めての走者を出すと、高山の犠打で得点圏に進める。そして、1番・藤井虎道がセンターに抜ける適時打。守りからリズムを作り、チーム初ヒットで先制点を挙げた。

 一方、毎回のように走者を出すも、得点に結びつけられない和歌山東だったが、6回、先頭の山田が安打でこの日3度目の出塁を果たすと、連打で無死一、三塁と好機を迎える。そして3番・野別瑠生の投併打の間に同点に追いついた。
 
 強気の姿勢で攻撃の手を緩めない和歌山東と、3つの併殺を取る堅い守備で追加点を許さない倉敷工。1-1とロースコアのまま両者一歩も譲らない展開で、試合は延長戦へと突入する。延長に入ってからも両チーム得点圏へと走者を置くものの、得点を挙げられず。
 
 この均衡を破ったのは、和歌山東だった。延長11回表、先頭の瀬村奏威がセンターへ弾き返し勝ち越しの走者に。続く山田は三塁手の後ろにぽとりと落とす安打でチャンスを広げる。無死一、二塁から、2番・森岡颯太が一、二塁間を破る適時打。ついに和歌山東はこの日初めてのリードを奪った。ここから打線に火がつきこの回一挙7得点。一気に試合を決めた。
 
 和歌山東は、この日1、2番が躍動。1番・山田は3安打5出塁、2番・森岡は3安打&決勝打と存在感をみせた。倉敷工・高山は10回まで1失点と好投を続けていたが、11回途中2アウトまで奪って無念の降板。雨も降る中で171球を投じた。
 
 和歌山東の次戦は、24日(第6日)の第2試合。この日の初戦に勝利した浦和学院(埼玉)と対戦する。