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NPBガールズトーナメント2015決勝 愛知vs富山 アルペンガールズ富山が逆転

13日、埼玉県営大宮公園野球場でNPBガールズトーナメント2015決勝が行われた。2-0で序盤はオール愛知ガールズがリードしていたが、アルペンガールズ富山が終盤に逆転し5-2で初優勝を果たした。

2015/08/13

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アルペンガールズ富山が初優勝

 13日、埼玉県営大宮公園野球場でNPBガールズトーナメント2015決勝が行われた。第3回となる同大会は8日から開幕し、38チームが参加する女子小学野球の全国大会である。決勝は第1回大会優勝のオール愛知ガールズと第2回大会からチームが結成したアルペンガールズ富山の対戦となり、終盤の逆転に成功したアルペンガールズ富山が逃げ切り初優勝を果たした。

 後攻のアルペンガールズ富山は高杉、先攻のオール愛知ガールズは四元の先発で始まった試合は、開始直後に雨脚が強くなるも、2回までは両チーム無失点で堅い守備が目立った。2回表、オール愛知ガールズは1死3塁でスクイズを試みるも失敗し、飛び出した三塁ランナーがタッチアウト。先制のチャンスを逃す。それでも3回表2死2塁で1番・藤井がレフト前タイムリーツーベースヒットを放ち1点を先制する。4回表には1死ランナーなしで4番・高橋が完璧にとらえたレフトにソロホームランを放ち2-0とリードを広げる。

 一方のアルペンガールズ富山は毎回出塁するもなかなか得点につながらない。4回裏に内野ゴロの間に1点を返し1点差に迫ると、5回に3番・高杉、4番・沼田の連打で無死1・2塁で一打逆転のチャンスを作る。そして相手のワイルドピッチで同点に追いつくと、5番・三谷のセンター前にポトリと落ちるタイムリーヒットで逆転に成功する。6回裏にも連打でダメ押しの2点を追加し、6回表からマウンドに上がった沼田が最終回7回のラストバッターをショートフライに打ち取り、5-2で試合終了。

 優勝が決まった瞬間、スタンドの保護者から大きな歓声と選手の「やったー!」という明るい声がグラウンドに響いた。惜しくも敗れたオール愛知ガールズは、悔し涙を流しながらスタンドに一礼すると大きな拍手が送られた。

 第1回大会優勝、第2回大会ベスト4と女子小学野球でトップレベルを築いているオール愛知ガールズ。一方のアルペンガールズ富山は第1回大会は人数がそろわず参加が叶わなかったが、2回目の出場で38チームの頂点をつかんだ。