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【甲子園交流試合】倉敷商、逆転で仙台育英下す 3回途中から登板の永野司が好救援

2020/08/15

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<第3試合 ●仙台育英 1-6 倉敷商○>(15日、阪神甲子園球場)
 

 
 阪神甲子園球場で開催されている甲子園交流試合は15日に4日目を迎え、第3試合で東北大会を制した仙台育英(宮城)と中国大会を制した倉敷商(岡山)が対戦。6-1で倉敷商が勝利を収めた。
 
 序盤は仙台育英の先発左腕・向坂優太郎投手(3年)、倉敷商の福家悠太投手兼内野手(3年)の投手戦が続いた。
 
 0-0が続いた4回表の仙台育英の攻撃は、先頭の4番・入江大樹内野手(3年)が左翼の頭を越える二塁打を放ったところで、倉敷商の投手が2番手左腕・永野司投手(2年)に交代。続く5番・笹倉世凪内野手兼投手(2年)の犠打が失策を誘い、無死一、三塁とチャンスを広げると、6番・向坂が左翼への適時打を放ち、1点を先制した。
 
 対する倉敷商は直後の4回裏、二死から4番・福島大輝外野手(3年)が二塁打を放つと、続く5番・田村幸哉捕手に二遊間を破る適時打が飛び出し、すぐさま同点に追いついた。
 
 勢いに乗る倉敷商は5回、四死球と安打で2死満塁の場面を迎えると、3番・浅野大器外野手(3年)がフルカウントから押し出し四球を選び、勝ち越し。2-1と倉敷商1点リードで前半を終えた。
 
 6回裏の倉敷商の攻撃、先頭の5番・田村が右中間への二塁打を放ちチャンスメイクを見せると、2死後、8番に入った永野に一、二塁間を破る適時打が飛び出し、追加点。続く7回には3番・浅野、5番・田村の適時打で6-1とリードを5点リードに広げた。
 
 反撃に転じたい仙台育英は、8回に1死二塁のチャンスを作るも、得点は奪えず。後がない9回の攻撃は三者凡退に終わり、試合終了。終盤に得点を重ねた倉敷商が6-1で試合を制した。
 
 3回途中から2番手としてマウンドに上がった倉敷商・永野は、6回を無失点、6奪三振の力投。2年生エースが勝利を呼び込んだ。