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2019年夏の履正社はなぜ強かったのか――甲子園での2ストライク時の『打率』が大きなカギに

「打撃指導」に定評のある高校野球界の名将が球児へ贈る、 一気にバッティングを進化させるマル秘上達メソッドが詰まった『高校野球界の監督がここまで明かす! 打撃技術の極意』(大利実著、5/26発売)から2019年夏の甲子園を制した履正社・岡田龍生監督の章から一部抜粋で先行公開です。

2020/05/20

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履正社のバッティングの秘密は?

 もともと持っている能力の高さはあるとしても、これだけ高い数字が出ているのには、何かしらの理由があるはずだ。それを知りたくて、岡田監督に会いに行った。
 
 大阪府茨木市にある両翼95メートル、中堅115メートルの履正社茨木グラウンドに到着すると、5カ所のフリーバッティングが行われていた。守備は付けずに打ちっぱなし状態。順番を待つ選手はバックネット裏に向かって、スタンドティーを打ち込んでいた。高校野球では当たり前のように目にする斜め前からのティーバッティングは、誰ひとりとしてやっていない。ひとりで黙々と、スタンドティーと向き合っていた。
 
 ここに、履正社のバッティングの秘密があるのだろうか。岡田監督に取材を始めると、スタンドティーの利点を語り始めた。
 
(後編につづく)
 

『高校野球界の監督がここまで明かす! 打撃技術の極意』
定価:本体¥1700+税
「打撃指導」に定評のある名将が球児へ贈る、 一気にバッティングを進化させるマル秘上達メソッド
【収録高校】 履正社/岡田龍生監督 明石商/狭間善徳監督 仙台育英/須江航監督 明豊/川崎絢平監督 米子東/紙本庸由監督 県相模原/佐相眞澄監督
特別収録 プロが語る『打撃論』 【スコアラ―】三井康浩 【フライボール革命】神事努
 
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『高校野球界の監督がここまで明かす! 打撃技術の極意』

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