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大船渡・佐々木朗希、194球完投劇の“その後”を米記者が称賛 指揮官が決断した「甲子園への道」

2019/07/24

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準々決勝「佐々木抜き」で強さ証明、準決勝は中2日で佐々木が15K完封

 第101回全国高校野球選手権岩手大会の4回戦で、盛岡四と延長12回の死闘を演じ、1人で194球を投げ切った大船渡の佐々木朗希投手(3年)に対して、米記者が自身のツイッターで言及している。
 
 佐々木は高校野球史上最速となる163キロの速球を武器に、日米の球団スカウトも注目する中、岩手大会に出場。持ち味を発揮し、甲子園出場へ向けて順調に勝ち進んでいる。
 
 4回戦の盛岡四との試合では、2-0とリードした9回に同点とされるも、延長12回に佐々木が自らのバットで2ラン本塁打を放って勝ち越し、準々決勝に進出した。佐々木はこの試合で194球を投げ完投。この熱投ぶりが多くの人々の話題となったが、それは海の向こうを渡っていた。
 
 米メディア『LAタイムズ』のスポーツコラムニストであるダイラン・ヘルナンデス氏は20日(日本時間21日)、盛岡四戦の試合中、試合後にそれぞれ自身のツイッターを更新。160キロにも及ぶ速球、決勝の2ラン、21個の三振を奪って194球を投げ切ったことを随時伝えていた。
 
 そして翌21日(同22日)、大船渡が準々決勝で佐々木を温存して勝利を収めると、ヘルナンデス氏は日本メディアの記事を引用しながら次のように綴った。
 
「前日に194球を投げたササキ・ロウキは、翌日に1球も投げることなく、大船渡は準々決勝に勝利した。大船渡がかなりの強豪チームではないと考えると、これは驚くべきことだ。(この決断をした)大船渡の監督は素晴らしい」
 
 一発勝負のトーナメントとはいえ、194球を完投した佐々木を翌日の試合に連投させなかった国保陽平監督を称賛しているのだ。
 
 日米の球団をはじめ、多くのファンがその右腕に期待する中、高校生である佐々木はチームメイトとの甲子園出場を目指して日々奮闘している。国保監督はエースである佐々木の意思と身体、将来、それと同時にチームの成長と甲子園出場、様々なことを考えているはずだ。
 
 佐々木が登板せずとも勝ち上がれる力が証明された大船渡。甲子園まであと2勝と迫り、きょう24日には準決勝で一関工に勝利。休養日を置いて中2日のマウンドとなった佐々木が、129球を投げ15奪三振、2安打完封と再び圧巻の投球で決勝進出を決めた。日米が注目する右腕は、仲間とともに悲願の甲子園出場を果たすことはできるだろうか。運命の決勝戦はあす25日、相手は2年連続10度目の夏の甲子園出場を目指す花巻東だ。

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