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【第91回センバツ】プロ注目・奥川擁する星稜、敗退 市和歌山と智辯和歌山がそれぞれ駒進める<第6日結果>

2019/03/28

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 第91回選抜高校野球大会は28日に6日目を迎え、1回戦1試合、2回戦2試合が行われた。
 
▼第1試合
●熊本西(熊本)2-13智辯和歌山(和歌山)〇
 
 1回戦最後の試合は、21世紀枠・熊本西(熊本)と、強豪・智辯和歌山(和歌山)の対戦。先にリードしたのは、熊本西だった。2回、先頭の堺、霜上の連打で無死一、三塁のチャンスを作ると、続く浦田の併殺打の間に先制点を挙げた。
 
 しかし次の回から、智辯和歌山の反撃が始まる。3回、1死一、二塁から、2番・西川の適時打を皮切りに、一挙4得点。あっさりと逆転に成功すると、4回には、打者一巡の猛攻で、11-1と10点差をつけ、試合を決定づけた。
 
 智辯和歌山は、4番東妻が本塁打を含む2安打4打点と大活躍。熊本西のエース霜上は、7回13失点でマウンドを一度降りたが、9回2死から再び登板し、打者一人を抑え、夏を見据えた。
 
 
▼第2試合
〇市和歌山(和歌山)6―2高松商(香川)●
高松商は、1回戦で春日部共栄打線を4安打完封したエース香川がベンチスタート。マウンドを託された背番号「10」の中塚は初回、市和歌山の3番・緒方に左翼スタンドへの一発を浴び、先制を許す。2回にも2点を失った中塚は、4回、安打と犠打で1死二、三塁のピンチを招き無念の降板。バトンを受け取ったエース香川も、この回の攻撃を止めきれず、さらに3点を失った。
 
 意地を見せたい打線は、0-6で迎えた6回、先頭の大塚が粘って四球をもぎ取ると、四球と安打で1死満塁。6番・上田が右翼への適時打を放ち、2点を返した。4点差のまま試合は最終回へ。相手の失策も絡み2死満塁のチャンスを作ると、一発出れば同点の場面で打席には3番・谷口。市和歌山の2番手・岩本が投じた3球目をセンターへ鋭く弾き返したが、中堅手・片上が好捕し試合終了となった。
 
 
▼第3試合
●星稜(石川)1―3習志野(千葉)〇
 
 大会最注目のエース奥川を擁する星稜は、2回、8番・岡田の適時打で1点を先制。しかし、4回、1死一、二塁から、竹縄に同点打を許すと、7回には三塁手・知野の後逸で勝ち越された。さらに9回には8番・兼子に一発が飛び出し、2点差で敗れた。習志野は、2回途中から登板したエース飯塚が7回1/3を投げて、3安打無失点の好投。チーム勝利に導いた。