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【きょうの甲子園・第14日】ベスト4決定へ! 東西のタレント集団が激突、第1試合は大阪桐蔭VS浦和学院

2018/08/18

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 第100回全国高校野球選手権記念大会は18日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で準々決勝4試合が行われる。
 

■第1試合(8時00分):大阪桐蔭(北大阪)―浦和学院(南埼玉)
 
 東西を代表するタレント集団が2012年春の準々決勝以来の対決だ。
 
 大阪桐蔭は3回戦・高岡商(富山)戦で左腕投手に苦戦したが、勝負所を見抜いた試合運びで順当に勝ち上がった。その3回戦は今大会で初めて左腕・横川凱が先発。柿木蓮、根尾昂の二枚にもう一枚加わったのは大きい。先発は根尾か。打線は3番・中川卓也に当たりが戻ってきた。1番・宮崎仁斗の調子もよく、藤原恭大、根尾昂と打順を一つずつ上げてみるのもおもしろい。
 
 浦和学院はここまで2試合連続無失点。投手陣を含めたディフェンス力に定評がある。実質エースの渡邉勇太朗が2試合15イニングを投げて防御率は0.00と絶好調。大阪桐蔭打線に対し、渡辺を先発させるのか、後半勝負で置いておくのか起用法が注目される。打線は1番・中前祐也、2番・矢野壱晟が好調でいいリズムをつくっている。U-18日本代表候補の蛭間拓哉、佐野涼弥も振れている。大阪桐蔭の投手陣に対して一気に畳みかけていきたい。
 
■第2試合(10時30分):報徳学園(東兵庫)-済美(愛媛)
 
 複数投手の報徳学園と投手1人で勝ち上がってきた済美の対決となる。
 
 報徳学園は3回戦で林直人、木村勇仁の2人が好投を見せた。準々決勝はエース・渡辺友哉が万全で投げられる。様々なケースに合わせた継投ができるのも強みだ。打線は1番・小園海斗が2回戦で存在感を見せつけたが、3回戦の愛工大名電戦では5番・糸井辰徳が3安打2打点と活躍した。破壊力には乏しいものの、つなぐ野球で得点を積み重ねていく。
 
 済美はエース・山口直哉の疲労が危惧される。これまで3試合31イニングを1人で投げぬき、投球数は400を超えた。チームとしてどう戦っていくか、指揮官の起用に注目したい。打線は1番・矢野功一郎が好調をキープ。4番・池内優一にまだ快音が聞かれないが、芦谷泰雅、山口直らで得点を挙げていきたい。また、9番の政吉完哉が打率5割をマークしている。打順を変えてくるか。
 
■第3試合(13時00分)日大三(西東京)-下関国際(山口)
 
 日大三打線VS下関国際のエース・鶴田克樹との対決になる。
  
 日大三は3回戦・龍谷大平安(京都)との接戦を制し、2011年以来の準々決勝だ。3戦連続二桁安打をマークする強力打線は、中村奎太と佐藤英雄が打率4割超。3回戦で本塁打を放った金子凌も勢いに乗る。U-18代表候補の日置航も擁し、下関国際のエース・鶴田にいかに挑むかが注目だ。
 
 下関国際は3回戦を快勝した。犠打、エンドランなど多彩な攻撃で得点を重ねた試合だった。対戦相手にも、その戦い方は強く印象として残しているはずだ。1番・浜松晴天が好調で打線の鍵を握るだろう。そろそろエースで4番の鶴田に一発が欲しい。投手陣は鶴田が3戦連続で完投してきたが、左腕・木村大輝の起用も検討に入れていきたい。総合力で日大三をいかに上回るか。
 
■第4試合(15時30分):金足農(秋田)-近江(滋賀)
 
 公立校の夢を背負う金足農と湖国の夢を背負う近江の対戦だ。
 
 金足農はエース・吉田輝星が3試合連続完投勝利を挙げている。球数は500球に迫る勢いで疲労はピークに達しているだろう。投球に強弱をつけて投げてきたとはいえ、体力がどれほど残っているか。ギアを上げ過ぎないよう、上手く打たせて取りたい。打線は3回戦で吉田と高橋佑輔が本塁打を放って強豪・横浜(南神奈川)を破った。チーム力で戦いたい。
 
 近江はこれまで4枚の投手を上手く起用してきた。3回戦は2年生・林優樹が8回まで1失点に抑える圧巻のピッチングをみせた。今後は林の使い方が鍵になるだろう。終盤まで置いておくのか、多賀章仁監督の采配に注目だ。打線は1番・木村龍之介に加えて、9番・住谷湧也がうまくチャンスメークしている。主砲・北村恵吾が3回戦で4打席連続打点を挙げた。今後はマークが厳しくなるはずだ。打順の変更も考えられる。
 
 
文・氏原英明