大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



Home » ニュース » 金足農・高橋の3ランで逆転、23年ぶりの3回戦突破! エース・吉田も3回に同点2ラン「諦めているやつは誰一人いなかった」【全国高校野球】

金足農・高橋の3ランで逆転、23年ぶりの3回戦突破! エース・吉田も3回に同点2ラン「諦めているやつは誰一人いなかった」【全国高校野球】

2018/08/17

text By

photo

Kana Yamagishi



<第13日 第2試合 3回戦 ○金足農5―4横浜●>
 
 第100回全国高校野球選手権記念大会は17日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で第13日を迎えた。第2試合は金足農(秋田)が高橋佑輔の劇的3ランで5-4とし、横浜(南神奈川)に勝利。23年ぶりに3回戦突破を果たした。
 
 金足農のエース・吉田輝星と横浜の強力打線が注目された一戦だ。
 
 横浜打線は初回、1番の山崎拳登が吉田の立ち上がりをとらえ、いきなり三塁打を放ってチャンスをつくる。続く2番・河原木皇太の一ゴロの間に生還し、先制に成功した。さらに斉藤大輝、万波中正の連打、四球で満塁とすると、2死から暴投で2点目を奪った。
 
 金足農は3回裏、佐々木大夢が2死から三塁打でチャンスをつくると、吉田がセンターへの同点2ランを放って2-2の同点に持ち込んだ。
 
 試合は、吉田と横浜の先発・板川佳矢が好投。同点のまま5回を終えた。
 
 均衡を破ったのは横浜。6回表に2死二塁から遠藤圭吾の適時二塁打で勝ち越しに成功。さらに7回にも角田康生の適時打で1点を追加した。
 
 だが、粘る金足農は8回裏、吉田と内川の連続安打で1死一、二塁とすると、高橋が初球をとらえ、バックスクリーンへの3ランを放った。
 
 5-4と再逆転して勢いに乗る金足農・吉田は9回表、150キロをマークするなど調子を上げ、3連続三振で試合を締めた。
 
 吉田は「予想以上に厳しいゲームだったと思います。本当に諦めているやつは誰一人いなくて、勝ちたい気持ちがつながった」と話した。