東海大四が初の決勝進出！ エース大澤が昨秋10失点の浦和学院にリベンジ果たす
3月31日（火）、第87回選抜高校野球大会準決勝が行われ、北海道代表の東海大四が3-1で一昨年の選抜覇者の浦和学院を下し、初の決勝進出を決めた。
2015/03/31
勝負を決めた完璧なセーフティスクイズ
中盤に投手戦になり迎えた6回。1死1･3塁の場面で再び大澤。その初球、バントの構えから低めのボールをそのままサードに転がしセーフティスクイズを成功させて待望の追加点。
試合後のインタビューで大脇監督が「いつかやってみたかった作戦でした」と話すように、この時のためと言っていいほどの絶妙のスクイズだった。
2点リードで迎えた9回も大澤がマウンドに上がり、1死から2連打で粘りを見せる浦和学院を最後まで抑え込んだ。
最後のバッターをセンターフライに打ち取ると、これまで表情を一切変えずにクールに投げ続けた大澤の顔が一気に緩んだ。
昨秋の明治神宮大会で味わった屈辱とも言える悔しさが大澤を成長させた。「今まで浦和学院を倒すためにやってきた」という言葉からもこの試合にかけた想いが伝わってくる。
112球9安打1失点の完投勝利に、セーフーティスクイズを含む3安打2打点で投打に大活躍するも「バッティングはたまたまです」と謙虚に笑顔を見せる。そんな大澤を助けるためにバックが幾度となく好守でピンチを救った。
最高の舞台で果たした最高のリベンジ。チームは初の決勝進出、北海道勢としても52年ぶり2回目の決勝進出となる。
決勝は明日12時30分プレーボール。大澤率いる東海大四が笑顔と共に大紫紺旗を持ち帰るか、注目だ。
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