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秀岳館、“注目の一戦”で横浜を下す 【全国高校野球】

2017/08/11

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〇秀岳館6-4 横浜●
 
 第99回全国高校野球選手権大会の第4日(11日、甲子園球場)第2試合は、秀岳館(熊本)が6-4で横浜(神奈川)に勝利した。
 
 今大会の1回戦で最も注目を浴びている優勝候補同士の対決は、初回に秀岳館の竹輪の三塁打でいきなりのチャンスを作ると、半情の犠飛でわずか3球での先制劇。さらに3連打で2点を加え、横浜相手に3点を先制する。
 
 秀岳館打線は止まらずに3回に先頭の広部が左中間フェンス直撃の三塁打を放つと、続く田浦のゴロがタイムリーエラーとなり横浜は投手交代を決断。塩原から奥村に代わった。
 
 一方の秀岳館の先発・川端は3回まで無安打の投球。4回に横浜は山崎のポテンヒットで初安打を記録するが、続く斉藤の打球でヒットエンドランを狙うも、中飛で山崎が戻れずに併殺打となり走者を活かせなかった。
 
 しかし、横浜は5回にプロ注目の増田の中前安打から四球と盗塁でチャンスを作り、福永の右犠飛で1点を返すことに成功する。
 
 秀岳館は4回から1安打に抑えられていたが、7回表に2死満塁から代打の橋口が右前に2点適時打で突き放す。
 
 横浜も7回裏に代わったばかりの田浦から失策と安打で走者を得点圏に置くと、6番・福永が左中間スタンドへ3ランを放ち、一気に詰め寄る。さらに横浜は8回、9回と秀岳館を抑えるも田浦を打ち崩せず。秀岳館が6-4で勝利した。
 
 秀岳館は昨春のセンバツから3季連続でベスト4と安定感を見せていたが、この日は優勝候補の一角の横浜に快勝。悲願の初優勝に向けて最高のスタートを切った。