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【センバツ】春の甲子園、大会ベストナインを独自選出。優勝校・大阪桐蔭からは最多5人【選抜高校野球2022】

2022/03/31

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産経新聞社



投手部門:山田陽翔(近江)


5試合(44回)、奪三振33、与四死球14、失点11(自責点10)、防御率2.05、WHIP0.93
 
 近江を代替出場からの決勝進出に導いた山田。初戦から4試合(44回)を一人で投げ抜いた。特に準決勝・浦和学院(埼玉)戦では、左足首に死球を受けるアクシデントにも屈せず、延長11回を2失点完投勝利。決勝戦でも満身創痍で先発マウンドに上がったエースは、強力打線を相手に奮闘。計594球の熱投で快進撃の立役者となった。
 
 また、優勝校の大阪桐蔭(大阪)は、新2年生左腕・前田悠伍、右腕・川原嗣貴が2試合ずつに先発し、すべてでハイクオリティ・スタート(HQS、7回2失点以内)を達成。特に前田は、2試合(13回)で23奪三振、防御率0.00(失点1、自責点0)と圧巻のピッチングを披露した。
 
 その他にも好投手は多く、右腕では米田天翼(市和歌山)、古川温生(金光大阪)、マーガード真偉輝キアン(星稜)など。左腕では宮城誇南(浦和学院)、香西一希(九州国際大付)らが輝きを放った。

捕手部門:松尾汐恩(大阪桐蔭)


4試合、打率.353(17打数6安打)、2本塁打、4打点、OPS1.274(出塁率.450+長打率.824)
 
 攻守の要として全国制覇に大きく貢献した松尾。今大会は打撃面でやや苦しんでいたが、準決勝・国学院久我山(東京)戦で5打数4安打2打点1本塁打の大暴れ。決勝戦でも好投手・山田陽翔から2季連続となる本塁打で引導を渡し、昨夏の雪辱を果たした。

 松尾以外にも大会第1号本塁打を記録した高山維月(浦和学院)、打率.429(14打数6安打)をマークした岸本紘一(金光大阪)は、強打の捕手として全国にその名を轟かせた。

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