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元ロッテ陳冠宇(チェン・グァンユウ)、与死球後の“日本式”所作が台湾で話題「これが日本で訓練された人柄」

2021/09/13

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「1年後には変わるかもしれないね」

 また、死球を受けた許も試合後の取材で「あれは怒ってもしょうがない。チェンがわざとやったのではないとわかったから、最後は『まあいいかな』と思った」と理解を示している。

 その翌日、チェンも自身のインスタグラムに「今日は(許)基宏と後輩の(陳)子豪くんに申し訳なかった。私はCPBLの打者たちの手強さを理解し、なるべくインコースを攻めたかったが、納得のいくコントロールができなかった」と投稿した。
 
 この投稿に死球を受けた選手たちも「大丈夫ですよ!」と返信すると、チェンも再び感謝の言葉を綴り、さらに「この3試合で、自分はまだまだ勉強するべきことが山ほどあることがわかった。また監督やコーチと話し合いながら修正し、いち早くチームに貢献できれば」と反省の言葉を述べた。
 
 こうした謝罪は、現在のCPBLではなかなか見ることができないものだ。特にチェンの所属する楽天モンキーズは、いまも“アメリカ式”スタイルを強調しており、台湾野球ファンからもネット上で「チェン・グァンユウは帰ったばかりで日本の礼儀正しさがすごくあったが、1年後には変わるかもしれないね」との意見も挙がっている。
 
 コロナ禍で帰国を決意し、ドラフト1位でシーズン途中から加入したチェン。現在は先発として起用されているが、昨年まで在籍した千葉ロッテマリーンズ時代は、中継ぎとしての登板がメインだった。30歳となった今年は、まだはっきりと実力を示すには至っていないが、日本で培った「礼儀正しさ」を一先ず台湾の野球ファンへ披露した。
 
 
鄭仲嵐

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