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夏の甲子園2021、大会ベストナインは? ベスト4独占の“近畿勢”に好選手揃う【編集部フォーカス】

2021/08/30

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外野手部門

宮坂厚希(智弁和歌山)
4試合、打率.500(20打数10安打)、2打点、1盗塁、OPS1.100(出塁率.500+長打率.600)
 
 リードオフマンとして大会打率.500をマークした宮坂。文字通り打線を牽引し、決勝戦では攻撃の口火を切る二塁打と、貴重な追加点となる適時打を記録。プレーだけでなく、主将としてもチームをまとめ上げ、全国制覇へ導いた。

前川右京(智弁学園)
6試合、打率.455(22打数10安打)、2本塁打、7打点、OPS1.344(出塁率.571+長打率.773)
 
 大会屈指のスラッガーとして君臨した前川。2、3回戦では豪快な2試合連続弾を記録した。1年生からチームの4番に座ったが、今大会は1、3番を務めた。確実性の高さも光り、トップバッターを任された決勝戦では、巧みなバットコントロールで猛打賞。大会トップタイの10安打、単独トップの7打点を挙げた。
 
森田空(智弁学園)
6試合、打率.400(25打数10安打)、4打点、2盗塁、OPS.863(出塁率423+長打率.440)
 
 打撃では上位から下位まで様々な打順を打ち、守備ではセンターで堅守を誇った森田。決勝戦では無安打となったが、2番を打った準決勝の京都国際戦では、3安打の固め打ち。守備でも頭上を越えそうな打球を好捕し、試合の流れを渡さなかった。
 
 外野手にも好選手は多く、優勝校の智弁和歌山でクリーンアップを形成した徳丸天晴と角井翔一朗、俊足巧打の明石颯大(近江)や松下恵富(京都国際)。阪上翔也(神戸国際大付)や山崎琢磨(石見智翠館)は、投打の柱となっていた。

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