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チーム過渡期の中で逆転Vを目指す巨人・原監督――『黙して語らず』の理由

巨人が苦しんでいる。しかし、苦しみながらも稀代の名将はさまざまなやり繰りをしながら、しぶとくV争いに絡んでいる。

2015/08/30

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世代交代の大きな波

 今季4連覇を狙う巨人がしぶとくV戦線に絡んでいる。29日の中日戦(東京ドーム)に3-0で快勝。27日までドロ沼の5連敗にあえいでいたが、28日に本拠地へ帰って来てから中日相手に連勝を果たして再び息を吹き返した。

 現在3位とはいえ、2位・ヤクルトとはゲーム差なしで首位・阪神にも2ゲーム差と肉薄。残り23試合だが、逆転Vの可能性は十分にある。

 それでも巨人の今季リーグ優勝に懐疑的な目を向ける有識者は多い。

 その理由としてはさまざまなことが指摘されているが、やはりチーム打率が現在12球団において最低(.240)である点からもわかるように「打てない打線」であるところがマイナス材料として捉えられているように見受けられる。

 これは今まで大砲として長打を期待されていた阿部や村田らベテラン勢にやや衰えが目立ち始めていることと、あながち無関係とはどうしてもいい切れないだろう。

 加えて投手陣も打線ほど苦しい状況にはなっていないが、主力メンバー構成の流れはほとんど同じだ。マイコラス、ポレダの両外国人とルーキー・高木勇ら新戦力の台頭によって、これまで投手の屋台骨を支えてきた内海と杉内が二軍調整を余儀なくされていてもローテーションの〝やり繰り〟ができる状況になりつつある。野手陣と同じく投手陣、つまり巨人のチーム全体に「主力入れ替え=世代交代」の大きな波がやって来ているということだ。

 こうした過渡期がチームに押し寄せている中で、タクトを振るっているのが他ならぬ原辰徳監督である。メディアの報道やネット上の声などで目にする限り、今季は采配や起用法などに辛らつな言葉も時折向けられている。しかし、こうした批判に対して何ら弁明や反論をせずに泰然自若として構えているところは本当に「さすが」ではないだろうか。

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shiro





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