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パリーグ最速Vのソフトバンク、歴代独走チームの結果から見た連覇の可能性  

パリーグ最速で優勝を決め、このままいけば歴代でも屈指の高勝率を誇ることになる福岡ソフトバンクホークス。気は早いが、過去独走チームはクライマックスシリーズ・日本シリーズではどのような結果になっているのだろうか。

2015/09/20

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工藤監督(ロゴ入り)

過去の実績から、クライマックスシリーズは順当

 ソフトバンクが圧倒的な強さを見せている。

 シーズン最終戦に勝ってリーグ制覇を決めた昨年から一転、4月こそ貯金2にとどまったものの、交流戦優勝で波に乗ると6月から3カ月連続で勝率.750以上を記録。8月5日には優勝マジック38を灯し、17日にパリーグ最短優勝を決めた。18日試合終了時で128試合で85勝39敗4引分。2位日本ハムとのゲーム差は14.0、勝率は驚異の.685だ。

 しかし、目標となるのはあくまで球団史上初の日本シリーズ2連覇だ。

 今回は過去に独走でペナントレースを制したチームのシリーズ結果から、ソフトバンクのシリーズ制覇の可能性を占ってみたい(独走チームの定義は2位に10ゲーム差以上、もしくは勝率.650以上のどちらかの条件をクリアしているチームとする)

 まず関門となるのがクライマックスシリーズだ。
 クライマックスシリーズ制導入以降の独走チーム(09、12、13年読売、11年ソフトバンク)はすべてクライマックスシリーズを勝ち抜いて日本シリーズまでは進出している。
 2008年よりファイナルステージでは、リーグ優勝チームに1勝のアドバンテージが与えられた。

 過去の例を見る限りクライマックスシリーズ突破の可能性は高そうだ。

 一方でシーズン通りの結果が出ているクライマックスシリーズと比べると、日本シリーズでは独走チームの苦戦も目につく。

・2位に10ゲーム差以上つけて優勝したチームのシリーズ結果(1990年以降)

90年 巨人 0勝4敗 22ゲーム差(90年以降の両リーグ最高ゲーム差)
90年 西武 4勝0敗12ゲーム差
95年 オリックス 1勝4敗12ゲーム差
97年 ヤクルト 4勝1敗11ゲーム差
02年 巨人 4勝0敗11ゲーム差
02年 西武 0勝4敗16.5ゲーム差
03年 阪神 3勝4敗14.5ゲーム差
05年 阪神 0勝4敗10ゲーム差
09年 巨人 4勝2敗12ゲーム差
11年 ソフトバンク 4勝3敗17.5ゲーム差(90年以降のパ最高ゲーム差)
12年 巨人 4勝2敗10.5ゲーム差
13年 巨人 3勝4敗12.5ゲーム差
※90、02年は両リーグ優勝チームが2位に10ゲーム差以上

 勝敗だけでも5勝5敗と五分に留まっていることに加え、5戦以内でシリーズ制覇を決めたのは90年の西武と97年のヤクルトのみ。

 リーグ戦で圧倒的な成績を残したチームでもシリーズでは苦戦を強いられていることがわかる。
 特にエース斉藤雅樹を筆頭に、2ケタ勝利投手5人を擁し、2位に22ゲーム差と記録的な圧勝でセリーグを制した90年の巨人は「野球観が変わった」(岡崎郁)ほどの圧倒的実力差を西武に見せつけられて4連敗を喫した。

 また、2005年は盗塁王・赤星や金本、この年147打点の今岡らタレントぞろいの打線に加え鉄壁の「JFK」を確立した阪神も、プレーオフを制し勢いに乗るロッテに得点差3-34の大差で4連敗を食らっており、シーズンの快勝が嘘のように惨敗するケースも見受けられる。

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