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3位西武の背中が見えた 投手戦を制したロッテ、代走・岡田の足で決勝点

28日、QVCマリンフィールドでロッテ対西武が行われ、投手戦を制したロッテが2-1で勝利した。

2015/07/29

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両先発のしびれる投手戦

 ロッテの石川、西武の岸はともに初回失点するも2回以降立ち直り、スコアボードに0を並べた。石川は7回に一死満塁のピンチを迎えるも、2番栗山を三振、3番浅村を右飛に抑え、その裏のチームの勝ち越しにつなげた。8回以降は大谷、西野の磐石のリレーで逃げ切った。西野は2年連続の20セーブを記録した。

 ヒーローインタビューには、石川、大谷、西野が登場。「(1カ月ぶりの勝利に)悔しかったが自分を見つめなおした。(一死満塁のピンチも)気持ちで抑えた、上が見えてきているので全員で勝ちにいきたい」(石川)。8回マウンドに上がり、22ホールド目の大谷は「クリーンアップからだったので、気を付けて投げた」。守護神の西野は「緊張した、今日はすごく調子が良かった」

 一方で、敵地・QVCマリンで9連勝中と抜群の相性を誇る岸は今日も好投。しかしこれで3試合連続の完投負けと、なかなかピッチングが勝ちに結びつかない。田邊監督は「岸が投げると1点が取れない。大振りするとかではなく、ゲームメイクをしないと」と打線の奮起を促した。

 チケットは一部半額、ビール半額デーということもあり28221人の観客が詰め掛けた本拠地で4連勝を飾ったロッテ。3位西武との3連戦で3連勝すればゲーム差は一気になくなる。
 敗れた西武は7連敗で4月24日以来に貯金が1まで減った。4位ロッテの背中はもうすぐ後ろに迫っている。

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