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「森友哉の次はオレ!」マリーンズ香月一也が追求する大阪桐蔭伝統の『フルスイング』【マリーンズ浦和ファーム通信#1】

一軍での活躍を夢見て、日々二軍の浦和球場で汗を流す若鴎たちを、マリーンズ広報がクローズアップする連載『マリーンズ浦和ファーム通信』がスタート。第1回目は、7月16日に開催される、フレッシュオールスターゲームのイースタン・リーグ選抜にも選出されたルーキーの香月一也選手だ。

2015/07/15

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画像提供:株式会社千葉ロッテマリーンズ



大阪桐蔭OBの活躍は大きな刺激に

 指導をする山下徳人二軍打撃コーチは背番号「57」の将来性を高く評価する。
 
「ミートをするのがうまい。長打力もある。中距離打者だけど、素材は素晴らしいよ。アドバイスをすれば、修正点を一日で改善できる。それもプロで活躍する上では大事なことだからね。右と左は違うけど、今江のような感じ。他球団でいうと中日の森野みたいなタイプになってほしいね」
 
 ガムシャラにバットを振り続ける若者の打撃をチェックしながら山下コーチは目を細める。
 
 今、プロ野球界では大阪桐蔭旋風が吹き荒れている。
 先輩にはズラリとプロ野球界を引っ張る選手の名前が並ぶ。特に一学年上の西武・森の活躍は大きな刺激だ。テレビで活躍するニュースを見るたびに、「次はオレが」と決意する。だからこそ大阪桐蔭高校の伝統的スタイルであるフルスイングを追求する。
 
「今のテーマはフルスイング。とにかく、どんな時でも今年は一年間、フルスイングすると決めているんです。練習の時の素振りから、どんなに疲れていてもフルスイングする。結果とかではなくて、まずはいつもフルスイングをすることを通そうと心がけています。中途半端なスイングをして後悔はしたくない」
 
 イースタンリーグ、前半戦の全日程が終わった。65試合に出場して、打率.243、3本塁打、16打点。春季キャンプでは、バットの芯で捉えられずに苦しんでいた若者は日々、確かに成長をしている。そしてフルスイングの毎日はこれからも続く。その先には一軍の舞台、QVCマリンフィールドがハッキリと見える。
 
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