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闘志あふれるプレーでチームを鼓舞 飛雄馬がDeNAの星になる

交流戦で貯金を一気に吐き出したベイスターズ。しかし、本当の勝負はここからだ。悪い流れを断ち切るうえで、今季1軍で奮闘している飛雄馬の存在は、チームに元気と活気を与えている。

2015/07/05

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一歩一歩着実に成長

 交流戦前に首位を快走していた勢いは、交流戦史上最低勝率が物語るように、すっかりなくなってしまった。

 交流戦明けも悪い流れを断ち切ることはできておらず、沖縄で行われた7月1日の中日戦では記録に残るものだけでなく、記録に残らないエラーも続出した。

 それでもこの試合、試合終了の瞬間まで選手達はベンチから身を乗り出すように試合を見守っており、この悪い流れを何としてでも断ち切りたいという思いが伝わってきた。
 そしてベンチの最前列に陣取り、大声でチームを鼓舞するのが、中畑監督が『ベンチが合う』と評する飛雄馬だ。

 今シーズンDeNAの試合を見た他球団ファンの方や、ライトなDeNAファンから「飛雄馬って選手、今までいたっけ?」という声を度々聞いた。

 かの有名な野球アニメ『巨人の星』の主人公「星飛雄馬」から取った名前は一度聞いたら忘れないほどのインパクトがあるにもかかわらず、今まで聞いたことがないというギャップ。

 昨年までの1軍通算出場試合数が4、そして今まであまり各種メディアでも大きく取り上げられなかった選手が、今年はここまで1軍で42試合に出場している。

 先発出場も24試合あり、このような反応を示す方がいるのも無理はないだろう。

 2011年ドラフト7位でベイスターズに指名され入団した松井飛雄馬。
 2012年春の教育リーグで初めてルーキーの飛雄馬を見た際は、大声を出しながらノックを受ける姿が目立ってはいたものの、4位で指名された桑原将志の巧みなグラブ捌きや、5位で指名された乙坂智の高卒ルーキーと思えない鬼気迫る雰囲気に目を奪われ、お世辞にもプレー面では目立つ存在とは言えなかった。

 1年目は1軍出場はなく、ファームで打率.248、本塁打2本という平凡な成績に終わった。
 2年目も1軍出場を果たせず、3年目にファームの中軸として、打率.299にイースタンリーグトップの29二塁打を放つなど成長を見せた。
 この年初の1軍出場を果たすも8打数ノーヒットに加え、スタメン出場の際はエラーも記録するなど、散々な結果に終わってしまった。

 それでも年々体は逞しくなり、試合前の打撃練習では、ミニタンクのようなガッチリした体から繰り出される打球は迫力満点。
 昨シーズンのオフには、アメリカのロサンゼルスへ筒香の自主トレに同行し、今シーズンへの飛躍のための準備を着々と進めてきた。

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