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韓国の至宝は、タイガースの至宝へ。来日1年目でセーブ王・呉昇桓が歩む絶対的守護神への道

今季、39セーブをあげて最多セーブのタイトルを確定させている阪神の呉昇桓(オ・スンファン)。韓国の三星ライオンズで長くストッパーを務め、通算277セーブを記録した"韓国の至宝〟は、その実力を示した。

2014/10/05

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記録づくめとなった呉昇桓の2014年シーズン

 10月1日、今季最終戦をホーム甲子園で広島と戦った阪神は、2点リードの8回途中から守護神である韓国人ストッパーの呉昇桓(オ・スンファン)を投入。

 1死1、2塁という難しい状況ながら、ロサリオと堂林を三塁ゴロと空振り三振に仕留めて、同点、逆転の窮地を脱した。

 続く9回もマウンドに立った呉は3人でピシャリと抑え、チームの勝利に貢献。今季39セーブ目をマークし、残り試合数の関係ですでに確定させていた、最多セーブのタイトルに花を添えた。

 韓国の三星ライオンズで1年目からストッパーを任された呉は、2005年からの9シーズンにわたってチームの守護神を務め、通算277セーブを記録。「韓国の至宝」と呼ばれる男は今季、藤川球児(現・シカゴ・カブス)が抜けて以降、絶対的なストッパーの不在に悩む阪神に、鳴り物入りで入団を果たした。

 武器は150キロ前後の威力のあるストレートと、鋭い曲がりを見せるスライダー。開幕からストッパーに定着した呉にとって、来日1年目の今季は記録づくめのシーズンとなった。

 そもそも阪神に韓国人選手が在籍すること自体がチームにとって初の出来事。

 7月21日の巨人戦で今季23セーブ目をあげ、日韓通算300セーブを達成。また、かつて中日に在籍し、韓国人ストッパーの先輩にあたる宣銅烈(ソン・ドンヨル)が1997年に記録した38セーブを上回るなど、前評判通りの実力を見せつけた。

 呉に代表にされるように、近年、韓国人投手がチームの抑えを任されるケースが少なくない。

 2012年までヤクルトに5シーズン在籍し、現在は韓国の三星ライオンズに所属する林昌勇(イム・チャンヨン)は、日本通算128セーブを記録。先にあげた宣銅烈も中日で過ごした4シーズンの間に、通算98セーブという数字を残している。

 このように、ストッパーとしてチームの信頼を獲得し、確かな実績を残す韓国人投手の共通項はどこにあるのだろうか。

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