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いざ、旗の下に――「諦めていない」オリファン1000人が寄せ書きに込めた想い【どら増田のオリ熱コラム#43】

先日21日の京セラドームで行われた西武戦に0-8で敗れたオリックス。なかなか減らない借金に苦しむ状況が続くが、ファンはまだまだ諦めた様子を見せていない。

2015/06/22

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ベースボールチャンネル編集部



連日の大敗もファンはまだまだ諦めない

「この旗は球団関係者の方を通じて、必ずチームに届けます!」

 気がつけば約1000人にも及ぶメッセージが書き込まれた旗を背に、寄せ書き最終日となった21日のステージ終了後、DOMIさんは力強くこう叫んだ。DOMIさんのツイートはもちろんフライングで、球団関係者には事後報告となったのだが、DOMIさんとファンの熱が動かしたのだろう。この旗は何らかの形(球団が決定するとのこと)でチームに届けられ、選手の目にも触れることになる。

 寄せ書きの中で一番目についたのは「まだ諦めていない」という言葉。連日の大敗で借金は再び16(21日現在)になってしまったが、最終日21日に書き込まれた中でも「諦めてない」という言葉は多かった。それだけ俺たちは諦めてないんだからチームも頑張れという気持ちを伝えたいファンが多いということだろう。

「今シーズンは福良さんが一番の悪役になるんですよ。ここから3位に滑り込んで下剋上したら、他球団からは総スカンでしょ」

 DOMIさんは笑いながらそんな話もしていたが、現状はチームよりもファンのほうが開き直っているのは間違いないだけに、今のオリックスファンは12球団のファンの中で精神的に一番打たれ強いと言っても過言ではない。この旗が下剋上への伏線になることを願ってファンは書き込んだ。

 最後にDOMIさんが書いた言葉を紹介したい。

「夢の先へ」

 オリックスファンであれば思わずうるっと来る言葉、DOMIさんはこれからも「俺たちに出来る事」を継続していくという。その思いはこのコラムも同じ。ファンはチームとともに夢の先が叶うまで闘い続けていく。

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