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カープの人気はもはや全国区 上昇傾向にあるNPB観客動員数の要因【広尾晃の「ネタになる記録ばなし」】

ブログ「野球の記録で話したい」を運営中で『プロ野球解説者を解説する』(イーストプレス刊)の著者でもある広尾晃氏。当WEBサイトでは、MLBとNPBの記録をテーマに、週2回、野球ファンがいつもと違う視点で野球を楽しめるコラムを提供していく。今回は、ここ数年で広島東洋カープを中心に上昇傾向にあるNPB観客動員数についてだ。

2015/06/19

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上昇傾向の観客動員数

 交流戦が終わってまたリーグ戦が始まる。
 今年のNPBの平均観客動員数は27305人で、前年よりも847人、率にして3%増加した。全体的にここ数年の観客動員数を見ると、上昇傾向にある。

 交流戦終了時点での12球団の平均観客動員数をまとめてみた。2012年の平均観客動員数を1として、以後3年の推移をまとめた。
 青字は2012年より減少、赤字は10%以上増加を表す。

広尾様0619表1

 パの楽天、オリックスとセのDeNA、広島の伸び率が顕著であることがわかる。

 パリーグは、楽天は2013年の初優勝を契機に観客数が急上昇している。今年は2012年と比較すると6000人以上も増加している。オリックスは昨年、2008年以来5年ぶりにポストシーズン進出。エース金子千尋の活躍もあり、観客が増加した。今季は下位に低迷しているが、オリ姫キャンペーンなどの展開もあって、着実に動員数が増えている。

 これまでパリーグは、福岡・九州のソフトバンク、北海道の日本ハムと地方を拠点にした球団が観客動員を増やしてきた。ソフトバンクは2012年には244万人(平均観客33993人)、日本ハムは2009年に209万人(平均観客27669人)を記録したが、以後、観客動員は伸び悩んでいる。

 西武、ロッテも横ばいが続く中、従来、人気も実力も低迷していたオリックスと、新興の楽天が客数を伸ばしてきたのだ。

 セリーグは、2007年にクライマックスシリーズが設けられてから2012年までは、巨人、阪神、中日、ヤクルトの4球団だけが進出し、広島、DeNAは4位以下に沈んでおり、4強2弱が定着していた。球団の勢力図が変わらない中、観客動員も伸びなかった。

 しかし広島が2013年に初めてクライマックスシリーズに進出し、この年の後半には「カープ女子」ブームが始まり、観客動員が急上昇。さらにDeNAも親会社が変わり、中畑清監督が就任するとともに、観客数が一気に増加した。

 特に今年のDeNAは春先のスタートダッシュに成功したこともあり、平均観客動員は24670人と、2012年から8000人以上増加した。横浜スタジアムの客席の風景も変わった。広島も2012年から7200人増えた。黒田博樹の復帰などもあり「カープ女子」は健在だ。

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