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マリーンズキラー・大隣をKO 今季初の3連勝に導いた清田の確変【ほぼ週刊マリーンズ#3】

フラストレーションの溜まる戦いが続いたGWのせいで、「ほぼ週刊」などと言いつつ、すっかり更新が滞ってしまった本コラム。久方ぶりの第3回は、3試合連続の猛打賞をマークする好調さで、リードオフマンとしての存在感を増しつつある、“地元の星”清田育宏について書いてみたい。

2015/05/15

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まもなく交流戦。DH制のないセ主催試合の外野オーダーは!?

 ともあれ、数少ない地元・千葉出身の生えぬきである清田の本格的なブレイクは、ここ数年、ファンなら誰もが待ち望んでいたこと。

 長期ロード中の来たる26日から開幕する交流戦では、セリーグ主催でDH制のない、対カープ、タイガース、スワローズの計9戦で、いわゆる「デスパイネをどうするんだ問題」も勃発してくるため、またもやスタメンを外されてしまう恐れもなきにしもあらずだが、ここは一つ、いっこうに調子が上を向かないデスパ砲以上の長打力を見せつけるぐらいの有無を言わさぬ活躍で、ぜひとも定位置を死守してもらいたいところだ。

 なお、個人的な願望を交えて勝手に書き連ねた現時点でのベストオーダーは下記の通り。

① 左)清田育宏
② 二)鈴木大地
③ 右)角中勝也
④ 三)今江敏晃
⑤ 遊)クルーズ
⑥ DH)デスパイネ
⑦ 一)福浦和也
⑧ 捕)田村龍弘
⑨ 中)岡田幸文

 今現在も、せっかくのいい流れをぶった切りがちな6番、7番は今後もロマン枠として残しつつ、しばらくは石川の先発時も含めて捕手を田村龍弘で固定。あとは、春の終わりとともに、足もとのおぼつかなさが若干観ていられなくなりつつある井口資仁に代えて、2000本安打の懸かる福浦和也をファーストでスタメン起用したほうが、仮に負けても、ファンは「いいものを観た」気分になって、家路につけるに違いない。

 ちなみに、一昨日も、自身の誕生日というメモリアルな試合でいいところを見せた田村については、得点圏でまわってくる打席でのみ“必殺仕事人”のテーマで登場するなど、球場全体で彼の飛躍を後押しするような仕掛けがあってもいいと思うのだが、読者の方々はどうだろう。

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