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新人記録更新、抑え・山崎康晃の起用で「僅差を制す」DeNA 球界の常識を覆す中畑采配

DeNAが両リーグ最速で20勝に到達した。データから顕著なのは僅差の試合をしっかりと逃げ切り、勝利に結びつけている点だ。つまり、抑えを含めて勝利の方程式が機能している証でもある。その成功を象徴するのが、ルーキーで開幕から抑えを任されている山崎だ。

2015/05/09

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ベースボールチャンネル編集部

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DeNA山崎はクローザーとして復活できるか。

チームの躍進を支える守護神

 もはや春の珍事ではない。中畑DeNAが強い。5月8日の巨人戦まで、DeNAが現在の名称では初となる07年6月以来の6連勝を飾った。セリーグ首位を快走し、両リーグ最速で20勝に到達した。

 セリーグでの20勝一番乗りは大洋時代の78年以来37年ぶり6度目。両リーグ20勝一番乗りは、球団史上初めてとなった。

「こんなに早く20勝しちゃっていいのかな?いつもは6月くらいなのにね」とおどけた中畑監督。昨年は5月31日のロッテ戦に勝利して、20勝に到達。この時点で50試合を消化し、20勝30敗の借金10だった。

 今年は16試合も早い34試合で到達し、現在21勝14敗の貯金7。大きく出遅れた昨年とは好対照なスタートダッシュを決めた。
 4番に定着し、7本塁打、28打点でリーグ2冠王の筒香嘉智。一時首位打者を走り、かつての打撃を取り戻し塁上かき回す石川雄洋。勝負強さを発揮するロペス、バルディリスの助っ人コンビ。好調の要因を挙げればキリがないが、最もチームに貢献している存在と言えるのがドラフト1位の新人の山崎康晃だろう。

 8日の巨人戦まで、4月22日の阪神戦から9試合連続セーブをマーク。90年に亜大の先輩である中日・与田剛が残した新人記録を抜いた。10セーブの巨人・沢村、阪神・呉昇桓を押さえて、13セーブは堂々のリーグトップに立つ。

 山崎の存在感を示すデータがある。得失点差だ。首位のDeNAはここまで137得点、134失点で、得失点差わずかに「+3」。対してリーグ最下位の広島などは、110得点、88失点の「+22」である。そしてDeNAは逆転負けが、今季リーグ最少の2度しかない。僅差の試合を、いかに効率的に逃げ切っているかがよくわかる。

 開幕直前に、昨季21セーブを挙げた三上朋也が右肘痛で離脱。岡島秀樹も故障し、国吉佑樹も状態が上がらない。そんなチームの危機に、中畑監督が抑えに抜てきした。

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