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オリ、中島裕之しぶとい一弾 ”連敗ストッパー”の松葉で連敗脱出【どら増田のオリ熱コラム #24】

4連敗中のオリックス。1日のソフトバンク戦も序盤から3点を追いかける展開に。しかし連敗ストッパーの異名を持つ、松葉の本領発揮である。そして6回のビッグイニングは新4番・中島の一弾から始まった。

2015/04/02

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ベースボールチャンネル編集部



4失点も”勝ち運”のある松葉

「今日もダメか…」

 2回に松田にスリーランホームランをレフトスタンドにぶち込まれた時、ツイッター上ではたくさんのオリックスファンによる嘆きにも似たツイートがタイムラインを占めていた。苦手なソフトバンク先発の武田を初回に中島が捉え、T-岡田のタイムリーで先制。しかし2回に続き3回には柳田にタイムリーを許すなど、先発の松葉は3回までに4失点を喫してしまう。オリックスファンが嘆くのも無理がない。開幕からの4連敗は繋がりがない打線に原因があった。さらにブランコがオープン戦で痛めた左膝の調子が悪く、1日に登録を抹消された。

 しかし、松葉は4回に先頭打者の松田にヒットを許したものの、ダブルプレーで3人で切り抜けると、5回も3人で打ち取り、6回のビッグイニングに繋げた。先月の日欧野球から調子を崩し、2軍での調整登板でも炎上するなど、開幕ローテーションから外れるのではないかと予想する声があがるくらい心配されていた松葉だが、昨年8勝1敗という好成績が物語っているように、完投タイプではないものの、勝ち運には恵まれている。

 その証拠として昨年は4連敗中の5月5日の日本ハム戦、2連敗中の6月3日のヤクルト戦、3連敗中の7月29日西武戦、2連敗中の8月5日の日本ハム戦、 2連敗中の8月26日ロッテ戦にそれぞれ登板し、いずれもチームを勝利へと導いているのだ。まさに連敗ストッパーである。
 この試合も序盤のピッチングは決して誉められたものではなかった。それでも開幕から4連敗中のチームを勝利に導く松葉は、今季も引き続き”連敗ストッパー”という異名を初登板から発揮したと言ってもいいだろう。

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