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「バットで生きる道を示す」カープの5番・松山竜平、決意の丸刈り

カープは、外野の一角を争うメンバーにはスピード豊かな選手が多い。その中で、打撃でのアドバンテージを活かしつつ、レギュラー定着を狙うのが松山竜平だ。

2015/04/01

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雑観A011

期待しているからこそ……指揮官の厳しい言葉

 打てば響くのは、バットだけではない。ファンや首脳陣の熱い気持ちに応える「打てば響く心」。これこそが松山竜平の最大の武器である。

 2013年にキャリアハイの105安打をマーク、一気にレギュラーポジション定着かと思われた。昨年も打撃が好調だったが、左膝の故障で長期離脱もあり、定位置を奪いきれなかった。
 80試合、7本塁打、打率.318。レギュラー奪取まで、あと一歩。そんな気持ちを抱くのは、本人だけではない。緒方孝市新監督は秋季キャンプで彼に厳しい言葉を浴びせた。

「打つことは一番目立ってもらわないと。それが彼の生きる道。今のままでは4打席立たせるつもりはない」

 練習で集中力を欠いていたことを指摘しての言葉ではある。その根底には松山への強い期待もあったのであろう。

 熱い言葉は、彼に響いた。翌日から密度の濃い練習ぶりを見せ、シーズンオフには食事制限なども導入し、体重を約5キロ絞り込んだ。
 2月1日のキャンプインには、気合いの丸刈り頭と絞り切った体でチームに合流した。明らかに、目の色が違っていた。
 8年目30歳、「今年はレギュラーを獲らないといけない」。松山ははっきりと言い切った。

 現役時代は松山と共にプレーしてきた迎祐一郎打撃コーチ補佐は彼の変化を認める。

「打撃を求められていることを強く自覚したのは確かです。同時に、一軍で試合に出るためには、守備や走塁も大事。彼の中で、そのあたりの必要性を感じて体も絞ったのだと思います」

 伸び盛りの鈴木誠也、俊足の天谷宗一郎、ルーキー野間峻祥ら外野の一角を争うメンバーにはスピード豊かな選手が多い。松山はタイプこそ違うものの、守備・走塁への意識を高めることで、打撃でのアドバンテージを際立たせようとしている。

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