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NPBはMLBよりなぜ長い? 試合時間短縮は、若者離れを食い止める有効策に

MLBは今季新コミッショナーの元で具体的な試合時間短縮に乗り出す。そこにある狙いとは何か。この動きは、野球をオリンピック競技に復活させるためにも、大きな意味を持つのではないだろうか。NPBにもこれまで以上に、時短への取り組みが期待される。

2015/03/28

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「試合」そのものの魅力を向上させる必要がある

 今シーズンより新たにMLBの新コミッショナーに就任したロブ・マンフレッド氏の就任記者会見で、マンフレッド氏は試合時間の短縮をMLB改革の一つの大きな柱にする事を掲げている。

 なぜ、今、時短なのか? スマホやタブレットの発達により、特に若者の消費行動は変わりつつある。3時間もテレビの前にかじりついて野球観戦している若者の姿を想像するのは難しい。そんな中、ベースボールが若者をひきつけていくためには、エンターテインメントとしての魅力、そして、コンテンツとしての魅力を高めていかなければならない。この二つを高めていくためには商品である「試合」そのものの魅力を向上させていく必要がある。その一つの要素としてよりスピーディーでエキサイティングな商品開発に取り組んでいると言っていいだろう。

 若者だけでなく、新たなファンの象徴である子どもたちを取り込んでいくにも時短は大きな武器となりえよう。小さな子どもは3時間以上集中して試合を見ることは難しい。平日夜、6時に始まって、終わる時間が9時を回るようだとやはり子どもを連れだしにくい。試合時間が短ければ、子どもや親をよりひきつけることができるだろう。

 実は、NBAも今試合時間の短縮に取り組もうとしている。現在のNBAは1クウォーター12分で、48分の試合時間である。実際の試合時間はハーフタイムやタイムアウトなどが入るので、平均2時間15分である。これを、1クウォーター11分で、44分の試合時間にしようという案が出ている。

 アメリカの各プロリーグはどこも自らをエンターテインメント産業であることを強く認識し、より良い価値をお客様に対して提供することに腐心しているように見える。

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