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4連覇危機がささやかれても動じない、原監督の強い精神力

オープン戦は低調で不安視されたジャイアンツ。しかし指揮官に焦りはない。

2015/03/27

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オープン戦の低調ぶりで下馬評がいまひとつ

 今季リーグ4連覇を目指す巨人の下馬評がいまひとつのようだ。それもそのはずである。オープン戦は11位に沈み、チーム打率も同じく下から2番目の.212。指揮官自ら自虐的に命名した「水鉄砲打線」という名称がほぼ毎日のように各メディアによって取り上げられ、自慢の打線はごくたまに機能することはあってもほとんどの試合で鳴りをひそめたままだった。
 確かに開幕前の巨人は他にも不安材料が目白押しで、残念ながらお世辞にも「万全」とは評せない。開幕ローテの一角を担うはずだった内海、一時は4番候補とも目されていた若武者の大田がそれぞれ負傷により戦線を離脱。打撃センスが評価され、育成から支配下選手登録となったばかりの堂上も右手親指付け根部分を骨折してしまった。このように「開幕アウト」どころか復帰まで長期間を要しそうなメンバーが複数いるのは気がかりだ。

 オープン戦のチーム防御率3.21は12球団中10位。それが物語っているように今季先発ローテーション候補たちの投球内容にも疑問符がついた。開幕投手に任命されているエース・菅野は3月20日のオープン戦(対日本ハム)登板で3回6安打4失点と本番へ不安を残し、他のローテ候補である杉内、大竹、ポレダ、マイコラスもイニングによって好不調の波が目立ったりするなど明らかにパッとしない投球がオープン戦で続いた。

「現時点で先発として計算が立ちそうなのは新人の高木勇ぐらいじゃないか」という声も決して乱暴ではないだろう。
 ブルペンも磐石とは言い切れない。昨秋に左ひじじん帯を部分断裂した影響で調整が遅れた山口は背中の張りを訴えて一時別メニュー調整を強いられ、今季から守護神を務める澤村もオープン戦中に右ひじ痛を抱えて実戦登板を控えた時期があった。両者が開幕を前にしながらシーズン中の連投に不安を残しているのは間違いないところ。しかも頼みの綱だったマシソンまでも調子が一向に上がらず、とうとう不調により二軍降格となってしまった。

 これにより、当初は先発に転向させるはずだった西村を再びリリーフへ戻すことが決定。開幕を目前にしながら投打において多くのマイナス要素が露見したこともあって、「ひょっとしたら今年の巨人はヤバいかもしれない」と口にする評論家なども現れた。

【次ページ】指揮官は動じず

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