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長く厳しい復帰への道 ダルビッシュ有、トミー・ジョン手術で今季全休へ

ダルビッシュが右肘のトミー・ジョン手術を受けるため今シーズンの全試合を欠場することが明らかになった。ポピュラーになりつつあるトミー・ジョン手術だが復帰への道のりは長く厳しいものになる。

2015/03/14

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Getty Images



復帰には1年以上、来季開幕は微妙か

 現地13日、レンジャースのダルビッシュ有投手が右肘の靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けることが球団から発表された。
 これで今シーズンの登板は絶望的となった。
 
 昨シーズンは右肘の炎症で故障者リスト入りし、8月7日の登板を最後にシーズンを終了。手術を回避して臨んだ2015年シーズンだったが、オープン戦初登板となった5日のロイヤルズ戦では右上腕三頭筋の張りで30~40球予定のところを1イニング12球で降板するアクシデント。
 
 その後受けたMRI検査では、6日の第一診、10日にニューヨークで受けた第二診ともに「右肘靭帯の部分断裂」と判断され、今回の手術を受ける運びとなった。手術は現地17日、ジェームズ・アンドリューズ医師が担当し、術後は、キャンプ地サプライズに戻りリハビリを開始する予定となっている。
 
 レンジャース首脳陣、そして日本のファンにとって何よりも気になるのはダルビッシュの復帰時期だろう。米『YAHOO! SPORTS』は以下のように報じている。
 
Recovery from the surgery typically takes about 12 months, so there’s a chance Darvish would be ready by opening day next season as long as he doesn’t experience any setbacks.
(トミー・ジョン)手術からの復帰には一般的に約12カ月かかるとされている、順調にいけばダルビッシュは来年の開幕までに復帰できる可能性がある。
 
 トミー・ジョン手術からの復帰には約12~15カ月かかるとされており、最短で復帰できれば来季開幕には間に合う計算になる。しかし、近年同手術を受けた投手では、ヤンキースのイバン・ノバは昨年4月末に手術を受け復帰予想は今季の6月以降、同じく昨年3月にブレーブスで手術を受けたクリス・メドレンは今季後半戦の復帰が期待されているなど復帰に時間のかかっているケースも多い。ダルビッシュも同様のケースに陥った場合、16年に日本で開催が予定されているレンジャースの開幕戦にも影響がありそうだ。

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