データやコラム、多角的な視点で野球の魅力を発信!ベースボールチャンネル(BaseBall Channel)




調整途上も経験値でカバー 実戦初登板で見られた松坂大輔の試行錯誤

ソフトバンク・松坂大輔が4日、日本球界復帰後、阪神とのオープン戦で実戦初登板に臨んだ。まだまだ調整途上、試行錯誤を続けている。それでも無失点に抑えるところに、やはり松坂大輔のポテンシャルの高さを垣間見た。

2015/03/05

text By

photo

ベースボールチャンネル編集部

タグ: , , , ,



20150207ソフトバンク0093のコピー

「抜け球」の多さ 日本への適応はまだ時間がかかる?

 調整途上。それが第一印象だ。ソフトバンク・松坂大輔が4日、阪神とのオープン戦で実戦初登板。横浜高校時代に主役を張った聖地・甲子園のマウンドで、3回を投げ4安打無失点に抑えた。まずは本人が安堵していることだろう。

 もっとも、この時期のオープン戦で見るべきは、結果よりも当然内容。07年以来、8年ぶりの日本球界復帰にあたり、右腕の試行錯誤が随所に見られた。

 気になったのは、明らかな抜け球。大きく外れた直球やスライダー、チェンジアップは、投げた瞬間にボール球とわかるもの。捕手の構えたミットの逆を突く、いわゆる「逆球」も目立った。そこからも、日米間の環境の差がわかる。

 日本の統一球は、大リーグ公式球に比べて扱いやすい、というのは誰もが口にするところ。疑う余地はない。それでも松坂は7年間もの間、大リーグ公式球だけを握り、投げ続けてきた。

 日本→メジャーよりも、メジャー→日本のほうがアジャストしやすそうな問題だが、広島に復帰した黒田博樹も「ボールの違いなど、感覚の差もある。そこは慣れていくしかない」と口にしている。
 加えて松坂がキャンプイン当初から神経を配ってきたマウンドの違い。メジャーに比べて、柔らかい土質。掘れやすく、下半身を滑らせるように、しなやかに用いる投球が求められる。
 土台となる下半身の使い方が違えば、リリースポイントにも狂いが生じる。松坂は降板後、2回までの投球について「ふわふわして、うまく力が入らなかった。空回りしていた」と説明した。

 キャンプ終盤には指先にマメができた影響で、練習メニューも修正を余儀なくされた。描いてきた青写真の中に、手を加え、時に停滞も強いられ、迎えた初実戦のマウンドでもあった。
 それでも、だ。悪く言えば小手先とでも言おうか。しっかりゼロを並べるところが、松坂のポテンシャルの高さだろう。
 工藤公康監督は「一番最初の登板でここまで投げられれば、不安はありません」と及第点を与えた。

スポンサードリンク

1 2

shiro





@