過去10年から紐解く、ジャイアンツの開幕投手は誰？
野球談議は、決して監督の采配や選手のプレー、記録だけにとどまらない。こんな角度で野球を見ても面白いのではないだろうか。今回はジャイアンツの開幕投手についてだ。
2015/02/09
「生え抜き」も決め手の一つ？
もう一つ、巨人の開幕投手は原則として「生え抜き」が務めている。
20年前までさかのぼっても、99年のガルべス、2009年のグライシンガーを除いてすべてが生え抜きだ。
この間工藤公康、藤井秀悟、杉内俊哉、大竹寛と他球団の主力級が移籍し、成績を残している年もあるが、開幕投手に起用されたことがない。このあたり、巨人の「伝統」なのだろうか？
さて、それを踏まえて今季の開幕投手を占えば……。
順当であれば勝ち頭の菅野智之（12勝5敗）だが、菅野はシーズン終盤、右手中指炎症と右肘靭帯損傷で離脱した。オープン戦で完全復調をアピールできるかがポイントの一つか。仮に状態が上がってこないと、内海哲也（7勝9敗）になる可能性もある。開幕投手3回の経験もある。
杉内俊哉（10勝6敗）、大竹寛（9勝6敗）の外部加入組が務める可能性は低いか。3番手候補は小山雄輝（6勝2敗）と考えてみた。
本命 菅野智之
対抗 内海哲也
大穴 小山雄輝
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