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山本昌とキングカズ~野球界とサッカー界のレジェンドが持つ少年の心~

日本球界におけるさまざまな史上最年長記録を持つ、中日の山本昌投手が2015年シーズンに50歳を迎える。これだけ長く現役を続けられる要因はどこにあるのか。同じくサッカー界の最年長プレーヤーとして知られる三浦知良選手との共通点を探りながら、その要因に迫った。

2015/02/04

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少年が好きなことに没頭している姿?

 球界最年長プレーヤー、中日の山本昌が50歳となるシーズンを迎えようとしている。

 昨年9月5日、49歳になったばかりの山本は阪神戦に先発。5回を無失点に抑えてシーズン初勝利を挙げると同時に、史上最年長試合出場記録と史上最年長勝利投手記録を一気に更新した。それまで長く、球界の最年長投手として注目されていた山本が、名実ともにひとつの頂きに到達した瞬間となった。

 2015年シーズンでプロ生活32年目。これまで579試合に登板し、通算219勝165敗5セーブという圧倒的なボリュームの記録。3度の最多勝に加え、沢村賞や最優秀投手など数々のタイトルを手にしてきた、日本球界の生きるレジェンドである。今季は、一軍のマウンドに上がるたびに、数々の最年長記録の更新、あるいは新たな記録への挑戦となる。

 サッカー界にも、山本昌と同じレジェンドが存在する。今季でプロ生活30年目を迎えるキングカズこと三浦知良だ。1967年2月26日生まれの47歳。言わずと知れた、かつての日本代表のエースで、代表通算55ゴールは歴代2位の記録である。

 現在はJリーグ2部(J2)の横浜FCに所属し、現役を続行中。Jリーグ通算得点数は157、自身が持つ最年長ゴール記録を今もなお更新中である。

 体力やモチベーションの低下など、年齢とともに衰えていく難敵と戦いながら、野球界とサッカー界のレジェンドが、これだけ長く現役を続けられる理由はどこにあるのか――。

 もちろん徹底したプロ意識があることは言うまでもない。
 そのプロ意識には、実は“子ども心”や“探究心”も含まれているように感じる。

 現在は封印しているというが、山本は多くの野球ファンに周知されている通り、大のラジコン好き。他にもクワガタやドラクエなど、一度はまると、とことんのめり込むタイプであることを自身でも告白している。

 こういう言い方は球界最年長投手に対して失礼にあたるかもしれないが、いずれも子どもが興味を持つものばかり。少年が一度好きになったものを寝食を惜しんで熱中する姿そのものといえるかもしれない。そして、それが当然、野球に対するスタンスにもつながってくる。

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