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気になる野球選手のオフの過ごし方 ピッチング開始まで焦らず、緩やかに【元ドジャーススカウト、小島圭市の禅根夢標】

読売ジャイアンツなどでプレーし、その後ロサンゼルス・ドジャースの日本担当スカウトとして当時、黒田博樹投手や齋藤隆投手の入団に携わった小島圭市氏の連載。小島氏は現在、(株)K’sLabを立ち上げ、スポーツ環境の向上から青少年の育成に積極的に関わっています。今回のテーマは「オフシーズン」です。

2015/01/26

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 連日、寒い日が続いているが、ここ数日の野球界はというと、来たるシーズンインに向けての動きが活発になっている。では実際、オフシーズンはどのように過ごすべきなのだろうか。高校野球では12月から3月の第2週まで対外試合が禁止されているが、オフシーズンにすべきことは何か、プロからアマまでをつぶさに見てきた小島氏の意見を聞いた。

オフシーズンは休養と体のメンテナンスを最優先に

 一概にはこうしなくてはいけないというのはありませんが、どのカテゴリーにも通用するのは、きっちり休養をとって疲れを取るというのを最優先に考えないといけません。そして、もし、怪我をしているのなら、リハビリですね。休養や体のメンテナンスをしないうちにトレーニングをするというのは、私の感覚の中では、やってはいけないことだと思っています。

 実際、どれだけ休むのかということになりますが、その期間は、最高でも2週間前後でしょう。それ以上休んでしまうと、体を戻すのにそれ以上の時間を要してしまうからです。
 いわゆるリフレッシュと考えてもらいたいです。2週間が終わってから、徐々にゆっくりしたペースで3、4カ月の時間を掛けてきっちり仕上げていく。そして、プラスアルファの力をつけてキャンプインするというのが理想ではないでしょうか。

 アメリカの場合だと、個人、個人で全く異なります。大げさに言えば、100人いたら、100人の選手のオフシーズンがあります。全員のプログラムがしっかりとあり、それぞれ異なっていますね。
 
 日本のプロ野球選手で、以前から気になっているのが、オフになると、メディアやイベントなどに引っ張りだこになる選手を見かけることです。もちろん、アメリカでもイベントごとはありますが、日本では、それらに時間を取られすぎている印象を受けます。特に若い選手は、どうやって時間を使っていいのかわからないのですから、休養と体のメンテナンスの時間をきっちり作ってあげる。それからトレーニングに向かわせるべきです。

 昨シーズンは日米野球が開催されました。
 しかし11月いっぱいまでプレーしていた侍JAPANの選手たち、特に若い世代の投手たちにとっての、12月や1月というのは、ものすごく大変で重要な時期。そこは危惧しているところであります。
 
 ボールを投げる時期に関しての議論があると思いますが、私は、ボールには触っていた方がいいと考えます。ただ、ブルペンに入る時期は急がなくていい。まずはキャッチボール。10分、15分というところからはじめ、時を経て、距離と時間を伸ばしていく。体作りができ始めて、ブルペンでの投球になるでしょうね。キャッチボールを30分やって、ブルペン20球というのも良くないです。キャッチボールにせよ、ブルペンのピッチングにせよ、どちらも同じ1球なのですから、投球数には細心の注意が必要でしょう。
 
 たとえば、2週間の休養をしっかりとったあと、そこから週1回のキャッチボールを始める。そういうプログラムで、シーズンに向けて、緩やかな上昇カーブを描いていくための、3、4カ月だと考えるべきです。
 

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