データやコラム、多角的な視点で野球の魅力を発信!ベースボールチャンネル(BaseBall Channel)




成績に明暗。歴史の伝承、原点回帰…今季、新背番号でプレーした選手

今季、心機一転背番号を変更してプレーした選手の成績を振り返ると、明暗がわかれる。

2016/11/15

text By

タグ: , , , , , , , , , , , , ,



F7hnishikawa

山田、西川、新井らは活躍

 今季から背番号が変わり、新たな気持ちでスタートを切った選手たちがいる。東京ヤクルトスワローズの山田哲人、北海道日本ハムファイターズの西川遥輝ら、さまざまな思いを背に戦ってきた選手たちの成績を振り返っていきたい。

 ヤクルトの山田は、23番から歴代の「ミスタースワローズ」の象徴である1番を背負うことになった。若松勉、池山隆寛、岩村明憲、青木宣親と受け継がれてきた栄光の背番号を着け、今季は打率.304、38本塁打、30盗塁と、開幕前から期待されていた2年連続のトリプルスリーを見事に達成した。

 誰もが認める超一流の右打者に成長したが、それだけ相手チームのマークもきつくなった。容赦ないインコース攻めに合い、7月30日の巨人戦(東京ドーム)では、田原誠次から背中に死球を受け、その後、左第八肋骨(ろっこつ)骨挫傷と診断されて登録を抹消。
 復帰後、今度は9月11日の阪神戦(神宮)で岩貞祐太から左脇腹に死球を受ける。さらに、同17日の巨人戦(東京ドーム)では大竹寛から右手首に死球と“死球渦”に見舞われた。
 最終的に3割はキープできたが、さすがの山田も8月24日の復帰後の打率は99打数20安打、打率.202と不振に陥り、死球の後遺症は大きかったといえる。

 来季も厳しい内角攻めが予想されるが、未知の領域である3年連続トリプルスリーへの挑戦とV奪回を目指し、背番号1は歩みを止めない。

 日本ハムの西川は、かつて糸井嘉男が日本ハム時代に着けていた7番を背負ってプレー。西川にとって以前から希望していた番号であり、昨季から8番を背負っていたが、糸井が26番から7番へと変更されたように同じ道を歩んだ。

 今季はリーグ2位の打率.314を記録し、自身初の3割をマークした。盗塁数もリーグ3位の41盗塁を記録し、打って走って、リードオフマンとしての役割を十分に担った。今季の本塁打数は5本だが、広島との日本シリーズ第5戦で放ったサヨナラ満塁本塁打は記憶に新しい。10年ぶりの日本一を決めたマツダスタジアムでの第6戦でも、シリーズタイ記録となる1試合2三塁打を放ち、優秀選手賞を獲得している。

 日本シリーズには敗れたが、今季のセリーグの主役は最後まで広島東洋カープだった。優勝の立役者の一人、ベテランの新井貴浩は今季から99年の入団時の背番号であった25番(昨季は28番)に変更。阪神タイガースにFA移籍するまで16年間背負った愛着のある番号で原点回帰を図った。

 結果、今季は打率.300、101打点、19本塁打と活躍し、25年ぶりのリーグ優勝に貢献。4月26日には、史上47人目の2000本安打も達成した。

 また、同じく広島の田中広輔、中崎翔太も新背番号で臨んだシーズンだった。背番号63から2を着けた田中は、リードオフマンとして打率.265という成績で、盗塁は2位のヤクルト山田に次ぐ28盗塁を記録。

 56番から21番を背負うことになった中崎翔太は、ストッパーとして3勝4敗34セーブ、防御率は1.32。セーブ数は巨人・澤村拓一に次ぐ2位の成績を残した。

スポンサードリンク

1 2

shiro





@