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10年越しの恋人? 巨人3つの補強ポイントに合致した、吉川光夫と石川慎吾の獲得【死亡遊戯コラム】

2日、北海道日本ハムファイターズと読売ジャイアンツは、12年のMVP吉川と08年ドラフト1位の大田を中心とした2vs2のトレードが成立したと発表した。

2016/11/03

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若き外野手はレギュラー争いに食い込めるか

そして、この吉川とともに移籍してくる石川慎吾だが、現在のチームの外野陣は長野久義や亀井善行といった主軸が30代を迎えており、若手と思っていた立岡宗一郎や橋本到も来季27歳になる。
プロ5年間で通算103試合出場の石川は、「支配下登録の20代前半外野手は重信慎之介のみ」という巨人のウイークポイントを埋められる23歳の右投右打の外野手だ。
こうして見ると、入団時に栄光の背番号55を託した大田泰示を放出してまで獲得した吉川光夫と石川慎吾の存在は、「ローテを担える先発投手」「中継ぎ左腕」「20代前半の外野手」といった巨人補強ポイントと合致していることが分かる。

このトレードが巨人と日本ハムの両球団にどんな効果をもたらすのか? 
プロスポーツ選手の移籍について、Jリーグ横浜F・マリノスの中村俊輔は自著『察知力』の中でこう語っている。
「移籍が成功だったかどうかなんて、引退してから考えることだ。
もしかしたら引退しても分からないかもしれない。
死ぬ直前ですら、成功だったか失敗だったかなんて分からないかもしれない」

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