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ヤクルト坂口は補殺トップ、失策0。データから今季のゴールデングラブ賞を予想【セリーグ】

ブログ「野球の記録で話したい」を運営中で『プロ野球解説者を解説する』(イーストプレス刊)の著者でもある広尾晃氏。当WEBサイトでは、MLBとNPBの記録をテーマに、週2回、野球ファンがいつもと違う視点で野球を楽しめるコラムを提供していく。今回はゴールデングラブ賞獲得の可能性が高いセリーグの選手についてだ。

2016/11/04

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二遊間は広島の強みである菊池・田中と予想

 日本シリーズが終了すれば、各種の賞が発表される。各ポジションの守備の名手に与えられるのがゴールデングラブ賞だ。

 ゴールデングラブ賞はいわゆる「守備のベストナイン」。ベストナインと同様、野球記者の投票で選ばれる。1972年に創設され、1985年まではダイヤモンドグラブ賞と言った。

 実際のゴールデングラブ賞はプロ野球記者による投票で選出されるが、ここでは記録に基づいてゴールデングラブ賞を占ってみよう。
 各ポジションの規定試合数(野手はチーム試合数×2/3=95試合以上、捕手はチーム試合数×1/2=72試合以上、投手は規定投球回数以上)の選手を比較する。

 守備の記録は、そのポジションでの出場試合数、守備機会(刺殺、補殺、失策の合計)、刺殺(タッチするなど直接アウトにすること)、補殺(送球するなどしてアウトにすること)、失策、併殺、守備率、RF(刺殺+補殺を試合数で割った数値 守備範囲の広さを示す)で比較する。捕手はこれに加え、捕逸(パスボール)、盗塁阻止率も考慮する。

 なおデータは独自で集計した他、Baseball Referenceなどを参照して作成した。

 今回はセリーグだ。

 まずは一塁手。横浜DeNAベイスターズのホセ・ロペスと広島東洋カープの新井貴浩の争いになりそうだ。守備機会の多さと失策数の少なさを考慮すると、僅差でロペスだろう。中日ドラゴンズのダヤン・ビシエドは、守備範囲は広かった。しかしMLBで守備の評価が高くなかった通り、失策数は最多の12といただけない。

【GG】セ一塁手2016

 二塁手は文句なしだ。NPB史上、広島の菊池涼介ほど守備範囲の広い二塁手はいなかっただろう。RFの数値を見れば、2年連続トリプルスリーを達成した東京ヤクルトスワローズの山田哲人もかなわない。

【GG】セ二塁手2016

 三塁手だ。“守備の名手”と評判が高い読売ジャイアンツの村田修一も、失策数はヤクルト川端慎吾の3倍。安定感からして、川端が当確か。

【GG】セ三塁手2016

 遊撃手は、143試合フル出場した田中広輔が守備範囲も広く優秀だ。巨人の坂本勇人も遊撃手として定評があるものの、田中のほうがスケールが大きい。失策が多いのは、無理目の打球も追いかけるからだ。
 菊池涼介、田中広輔の二遊間が、広島の強みであるのは間違いない。

【GG】セ遊撃手2016

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