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5割切るチームの日本シリーズ進出はありか? ペナントレースとポストシーズン、新しい形の模索を【横尾弘一の野球のミカタ】

交流戦、クライマックスシリーズと2000年代に入り、新しい制度を導入し、一定の成果を得た。しかし月日を積み重ねると、マンネリ化やまた新たな課題も出てきている。

2016/10/31

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ファンに愛されるための制度設計を

 今季のセリーグでは、横浜DeNAベイスターズが69勝71敗3引き分けの勝率.493で3位に食い込み、クライマックスシリーズへ進出。ファーストステージで読売ジャイアンツを破り、広島東洋カープとのファイナルステージを戦った。1998年の日本一以来、長く低迷していただけにファンは熱狂したが、もし広島にも勝っていれば、ペナントレースで負け越したチームが日本シリーズへ出場するという笑えない珍事になるところだった。

 そうした事態を避けるため、中日の落合博満GMは、監督を務めていた頃から「クライマックスシリーズはセの1位とパの2位、パの1位とセの2位で行い、勝者が日本シリーズを戦う形がいい」と持論を述べてきた。それに加え、導入当初の36試合から、現在は18試合となっているセ・パ交流戦の存在意義も考慮し、ペナントレースとポストシーズンの新たな形も提案している。

 落合の案は、思い切ってセ・パのリーグを廃止し、12球団を3つのグループに分けるというものだ。

 12球団で前年の勝率が低かった球団から、本抽選の順番を決める予備抽選を行う。次に、決まった抽選順に従って本抽選のくじを引き、4球団ずつA・B・Cのグループに分かれる。ペナントレースは、12球団が12試合(ホームとビジター6試合ずつ)ずつ総当たりする132試合。ただ、優勝はグループごとに最も勝率の高い球団とし、2位の中で最も勝率の高い球団を加えた4チームで日本一決定トーナメントを実施する。そして、準決勝からホーム&ビジターの7試合制とし、この準決勝の勝者同士で日本シリーズ(決勝)を戦うのだ。

「こうすれば、交流戦という特別な期間を設けなくて済むし、クライマックスシリーズを経て日本シリーズへ進むシステムも失われないでしょう」

 そうして、さらに論を進める。

「オールスターゲームの存在意義も、交流戦によって変化した。かつては、セとパの主力選手が対戦すること自体が大きな関心を集めたけれど、現在は交流戦というセとパの真剣勝負があり、さらにオールスターが続く。熱心なファンでも、やや食傷気味になるでしょう」

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