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ジョンソンVSモスコーソ、初戦から外国人投手の投げ合いか。過去には助っ人の活躍が勝敗を左右したCSも

広島と横浜DeNAの対決となった2016年のセリーグクライマックスシリーズ・ファイナルステージ。助っ人陣の出来も勝敗を分ける1つのポイントとなりそうだ。

2016/10/12

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短期決戦で助っ人の活躍で勝利に導く

 過去には助っ人選手の活躍がCSの行方を左右したケースも多い。

 近年最も助っ人の活躍が目立ったのは、2014年の阪神タイガースだ。広島と戦ったファーストステージ初戦では先発ランディ・メッセンジャーとクローザー呉昇桓が1点を守り抜く完封リレー、2試合目は連投の呉昇桓が3イニングのロングリリーフ、0-0で引き分けに終わり規定によりファイナルステージ進出を決めた。

 ファイナルステージではマット・マートン&マウロ・ゴメスの打者陣が大爆発。4試合で2人あわせて10安打2本塁打13打点の活躍を見せ、リーグ戦首位の巨人を4タテ。呉昇桓も最終戦こそ失点したが4連投で3セーブをあげた。

 セリーグでは2012年CSも外国人選手抜きには語れない。東京ヤクルトスワローズ対中日ドラゴンズのファーストステージは2戦目にウラディミール・バレンティン(ヤクルト)がその日両軍唯一の得点となるソロアーチ、翌3戦目は1点ビハインドの8回にトニ・ブランコ(中日)が逆転満塁弾、中日が勝ち抜けを決めた。

 ファイナルステージでは首位ジャイアンツの助っ人陣が躍動。6戦中4試合に登板したスコット・マシソンは、5イニングを投げ、わずか1安打無失点と完璧な火消し。シーズン.196のジョン・ボウカーも10打数5安打と大当たりした。

 その他2013年のパリーグファイナルステージでは、楽天の4、5番アンドリュー・ジョーンズ、ケーシー・マギーのコンビが勝負どころでクラッチヒットを連発。

 さらに前にさかのぼれば、楽天と日本ハムの対戦となった2009年のパリーグファイナルステージで、ターメル・スレッジが初戦に劇的な逆転サヨナラ満塁弾、第4戦では初回に先制の犠牲フライ、最後は相手エース岩隈久志を本塁打で打ち砕く大暴れを見せ、クライマックスシリーズMVPにも選ばれた。

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