【9月27日 埼玉西武対北海道日本ハム BBC独自採点】岸-炭谷のバッテリーの勝利。伏兵2人の本塁打で吉川を粉砕
西武が3-0で日本ハムに勝利。一矢報いた。試合を振り返り、採点を付けた。
2016/09/28
＜埼玉西武ライオンズ＞
（中）秋山5.5
評 初回は相手投手の吉川を威圧していた。死球だったが、秋山の存在感が許したヒットといえるだろう。
（三）外崎6.0
評 先制の2点本塁打は見事だった。相手先発の吉川の出鼻をくじいたのは言うまでもない。しかし一方、守備で悪送球がひとつあった。シーズン当初を思い返すようなシーンで、少し残念だ。
（二）浅村5.5
評 4打数1安打。最後に意地を見せたが、全体的にスイングが大きかった印象だった。
（指）メヒア5.0
評 凡打は一生懸命やった結果だろう。しかし、走塁を怠りすぎている。この姿勢ではタイトルホルダーになってほしいという期待は薄れる。
（右）森5.0
評 良くも悪くも若さが目立つ選手だ。技術は申し分ないが、試合に出る責任を背負って出ているのか疑問に感じるときが場面によって出る。栗山のそれとは雲泥の差だ。
（一）山川5.0
評 本気の日本ハム相手では何もできない。これでは何年かかっても、中村剛を追い越すのは厳しいだろう。凡打は仕方ないが、意図が見えない打席は少なくしたい。
（左）坂田6.0
評 気を吐く2安打。彼の力量が1軍レベルにあるのはとっくに証明されている。彼をどう生かすかの起用法を考えるべきかもしれない。一塁守備の練習を。
（遊）呉5.0
評 攻守に冴えがなかった。守備が上手いわけでもないのに、守備の人のようだった。もっとはっちゃけていい。
（捕）炭谷7.0
評 今日はバッテリーの勝利。7回2死2、3塁からインコースのストレートには興奮して声をあげてしまった。出場機会が少ない中で打ったホームランは称賛されるべきだろう。それだけ腐らず練習を続けていたということだ。
＜投手＞
岸7.0
評 岸が持っている能力の底力を見た投球だった。迷いなくストレートをズドンと投げに行く姿勢、変化球の切れ、マウンドさばき。体力面以外はケチのつけようがなかった。
牧田6.0
評 やや心配されながらの登板だったが、完ぺきといえる内容。今日のピッチングが、明日の相手打線の序盤に効いてくるかもしれない。
増田6.0
評 走者を出しながら、最後は併殺打に仕留めた。安定感のあるピッチング。完璧な内容と結果だった。
田邊監督6.0
評 相手が優勝を決めに勝ちに来た中で、外崎、山川、呉を迷いなく起用したのは、評価に値する。試合後に退任を発表。最後まで彼らしさを発揮できていたかは疑問に残る。矢面に立ち続けただけの1年だった気がする。