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【9月27日 埼玉西武対北海道日本ハム BBC独自採点】岸-炭谷のバッテリーの勝利。伏兵2人の本塁打で吉川を粉砕

西武が3-0で日本ハムに勝利。一矢報いた。試合を振り返り、採点を付けた。

2016/09/28

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田邊監督「気迫のこもった投球」

 

 西武が優勝に王手をかけている日本ハムに3-0で快勝した。

 

 試合は、西武・先発の岸孝之が好投、打線も2本の本塁打が飛び出るなど、投打が噛み合っての理想的な勝利だった。

 

 西武は1回表の日本ハムの攻撃を三者凡退で切り取ると、その裏、幸先よく先制する。
 無死から1番・秋山翔吾が死球で出塁すると、2番・外崎修汰が左翼スタンドに飛び込む2点本塁打を放ってリードしたのだ。

 

 岸は5回までを1安打に抑えてゲームメイク。すると、その裏、女房役の炭谷銀仁朗が今季初となるソロ本塁打を左翼席に運んだ。

 

 3-0とリードするとこの点差を岸―炭谷のバッテリーはうまく守り切った。

 

 圧巻だったのは7回裏のピンチだった。

 

 2死1塁から代打・大谷翔平に詰まりながらもセンター左に落とされると、2死2、3塁のピンチ。ここでしぶといバッティングが持ち味の9番・中島卓也を迎えたが、1ボール2ストライクから二人が選んだのはインコースへのストレート。見逃し三振で切ってこのピンチを摘み取ったのだ。

 

 その後を牧田和久、増田達至の完封リレーで締めた。

 

 日本ハムは先発した吉川光夫が立ち上がりに伏兵の外崎に浴びた一発が不用意だった。
 その後が良かっただけに、本人も悔やまれるところだろう。

 

 一方の打線は、西武の先発・岸に苦戦。5回に1安打を放ってから、次第にアジャストしたが、あと一本が出なかった。

 

 試合後、ヒーローインタビューに岸とともに立った炭谷は「今日は最初から飛ばしていたんで、本当にリードしやすかった」と振り返った。まさに、二人を今季の「最優秀バッテリー賞」に推したくなるくらい息の合ったコンビネーションをこの試合で見せてくれた。

 

 また、今季限りで退任する田邊監督は「エースらしい気迫のこもったピッチングで、今年一番の出来だった」と岸の好投を称えていた。

 

 採点は以下の通り。

採点基準
8  シーズンに1試合あるかないかの活躍
7.5 突き抜けた活躍
7  勝利貢献度上
6.5 勝利貢献度中
6  勝利貢献度小
5.5 活躍した選手
5  可もなく不可もない
4.5 足を引っ張った
4  敗戦につながるミス
3.5 退場など試合を壊す

さらに現地取材の内容を加味します。

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