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クライマックスシリーズを突破したチームに感謝。来季、和田監督には〝YAZAWA〟イズムを!【ファンがつける、阪神タイガース2014通信簿】

ファンによる2014年の通信簿。第4回目は阪神タイガースだ。12球団共通で項目は4つ、各5点満点である。

2014/12/19

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クライマックスシリーズでリーグ覇者・巨人を4連勝で破り、2005年以来、9年ぶり6回目の日本シリーズ進出を果たした今季の阪神。日本一になれば1985年以来29年ぶりの出来事だったが、パリーグ王者・ソフトバンクを相手に1勝4敗と力の差を見せつけられた。

「そもそもレギュラーシーズンでは巨人に7ゲーム差の2位。クライマックスシリーズでは夢を見させてもらった。長く野球を楽しめたのだからありがたい」と言うファンも少なくない。筆者もその中の1人だ。
「そう言えば同じようなことを言っていた人がいたな」。ふと思い立ち、あの店へ向かった。「通信簿」はマスターにつけてもらおう。

クリーンナップをはじめ、それぞれが役割を果たした技術面。でもメンタルは!?

【野手3点】
――首位打者がマートン(.338)、打点王がゴメス(109)。鳥谷・ゴメス・マートンのクリーンナップはベストナインに選ばれ、守備では鳥谷、大和がゴールデングラブ賞。それでも3点?

「技術面だけを見たら4点なんだけど、打撃・守備・走塁と、もう1個『メンタル』があるよね。それを踏まえたら3点かな。よかった要素? クリーンナップが機能したのはよかったと思う。5番に高打率のマートンがいるから、相手は4番のゴメスと勝負せざるを得ない。するとゴメスも打ちやすくなる。そのゴメスの前に選球眼がよくて出塁率の高い鳥谷がいる・・・。だけど、この打線の組み方は『ベンチ』の評価になるからさ。だから、マートンを1番に置いて機能しなかったのもベンチのミス。選手が打順を決めるんだったら『俺4番、俺4番』ってなるじゃん。ダチョウ倶楽部みたいに(笑)。で、結局、上島(竜兵)がやるっていう」

――ははは。『ベンチワーク』は後で出てくるので、野手を総合的に見てよかった点を教えてください(笑)。

「打撃だとクリーンナップはもちろん、1~5番だね。特に上本は、短打・長打・走塁含めて『1番バッターの役割』を見事にこなしたと思う。8、9番が出塁した時もちゃんと帰していたし。失策王? そんなの目をつぶれるよ。守備範囲が狭くてグラブに当たらない選手はエラーにもならないんだから。お客さんとも上本のエラーの話にはならないよ」

――マスターはお客さんと毎日「座談会」をしているようなものだから、「ファンの声」として説得力があります。守備と言えば鳥谷、大和はどうですか?

「鳥谷はもう当たり前のようにゴールデングラブ賞を獲る位置にいるとしよう。でも大和は5段階で評価したら失礼だよね。7点でもいい。特にポストシーズンは強烈だった。野手は守備も打撃も自分の役割を果たせていたと思うよ。走塁に関しては、この2人がもっと走ってもよかったな」

――同感! では、マスターが重視する「メンタル」について。

「キーゲームとなる巨人戦で、名手・鳥谷のやる気のない守備を見たんだよ。片や(同じショートの)坂本は、センター前に抜けるあたりをすごい勢いで飛びついた。捕れなかったけど、それだけで投手も野手も燃えるでしょ。案の定、その試合は巨人が勝ったもんね。マートンもやる気がなさそうで『今日どうしたの?』って感じる日があった(苦笑)。技術面はクリアしている彼らだからこそ、評価するにあたってメンタルの比重は重いよ」

中継ぎと救援のタイトル獲得が投手全体の高評価につながっている

【投手 5点】
――チーム防御率はリーグ5位(3.88)ですが、メッセンジャーが最多勝(13勝)&奪三振王(226)。最優秀中継ぎ投手に福原(42HP)。最優秀救援投手にオ・スンファン(39セーブ)。岩田の防御率2位(2.54)も光ります。

「中継ぎと救援が1位に入ったということは、9イニングの中できちんとリリーフ陣にバトンが渡せているってこと。7、8回までを先発投手がゲームメイクできているわけだよね。もちろん福原、オ・スンファン個人も頑張ったんだけど、2人が獲れるタイトルは途中までの流れがなければ、挑戦権すらないんだから。もちろん、メッセンジャーの奪三振、岩田の防御率は満点。ただ、これは個人の能力次第で達成できる記録だから、投手全体の評価には入れてないよ」

――なるほど。では次の項目を伺います。

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shiro





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