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最多勝と最高勝率二冠の広島・野村にメジャーも熱視線。「日本の大物は大谷だけにあらず」

セリーグ最多勝と最高勝率の二冠を確定させた野村祐輔は間違いなく、広島東洋カープ25年ぶりVの立役者の一人だ。その野村に対して、アメリカも注目をしている。

2016/09/25

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黒田の金言で投球に幅

 もう、これで立派な「鯉のエース」と言い切っていいだろう。広島・野村祐輔投手のことである。24日にマツダスタジアムで行われたヤクルト戦に先発し、6回を106球でまとめ3安打無失点の快投。今季公式戦の最終登板で同僚のクリス・ジョンソン投手を振り切ってハーラー単独トップとなる16勝目を飾り、最多勝と最高勝率(.842)のリーグ二冠を当確させた。25日にジョンソンが野村とともにCSを見据えて一軍登録を抹消されることが決まったため、最多勝タイトルは単独での栄冠となることも確定的となった。

 球団史上でも最高の勝率。そして黒田博樹投手と前田健太投手(現ドジャース)でさえもカープで成し得なかった16勝をプロ5年目でマークした右腕の働きぶりは、大いに賞賛されるべきだ。25年ぶりとなるチームVの原動力になったと評して間違いはない。

 2012年のルーキーイヤーで新人王に輝き、翌13年も12勝6敗で着実に成長の過程をたどるも、翌3年目以降は勝ち星を積み重ねられず伸び悩んで苦しんだ。しかしながら今季、見事な復活を遂げたのは本人がここまで多くのメディアを通じて明かしているように「黒田さんから『たとえ調整が悪いときでもゲームを作るという意識を持って投げろ』というアドバイスをいただいたから」。レジェンドからの金言によって投球の幅が広がり、近年のスランプを脱して壁をぶち破ったのである。「エース候補」と言われ続けていた若鯉が足かせのように重くのしかかっていた「候補」の2文字を自らの手で外した。

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