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広島東洋カープ25年ぶり7度目のV。他5球団を投打で圧倒、球団の一貫したチームづくりが結実

9月10日、ついに広島が25年ぶり7度目のセリーグ優勝を果たした。

2016/09/10

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攻守にわたり、他5球団以上に選手層の厚さを見せつけた

 カープのセリーグ制覇は今回で7回目。1991年、山本浩二元監督の下で優勝以来、実に25年ぶりとなる。
 緒方孝市監督は就任2年目での優勝。昨季はわずか0.5ゲーム差でAクラス入りを逃していた。

 カープは6月、32年ぶりに11連勝を達成、7月も13勝8敗、8月は17勝8敗と首位を独走。今季は1、2、3番に田中、菊池、丸を固定し、中軸はルナを中心に今季通算2000本安打を達成した新井貴浩、交流戦終盤から打率3割以上を保った“神ってる男”鈴木誠也らが務め、そして下位にはエルドレッドが座る重厚打線で圧倒的な攻撃力を見せた。
 
 一方投手陣も、リーグ最多の14勝をマークしているクリス・ジョンソンと野村祐輔、そして日米通算200勝を達成した黒田博樹ら先発陣が試合をつくり、終盤はヘーゲンズやジャクソン、今村から中崎へつなぐ盤石の勝利の方程式で確実に勝利を積み上げてきた。

 一貫したドラフト戦略の中で指名した選手が順調に主力へ成長し、獲得した外国人選手は確実にチームの役割を果たす――選手層の厚さを見せつけた1年となった。

 カープは日本シリーズ出場をかけて、10月12日より本拠地のマツダスタジアムで開幕するクライマックスシリーズ(CS)のファイナルステージに出場し、8日から行われるファーストステージ(セ2位対セ3位)の勝者と対決する。

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