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中島、松坂らは活躍なるか? 明暗分かれる、メジャー復帰1年目のNPB成績

来季は田中賢介、中島裕之、松坂大輔ら日本球界へ復帰する選手が多い。MLBからNPBに復帰した選手の成績を見てみると、明暗が分かれている。果たして、来季彼らはどのような数字を残すのだろうか?

2014/12/20

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Chicago White Sox vs Baltimore Orioles - July 28, 2006

これまでNPBに復帰した選手は33名

 12月16日、レンジャースを自由契約になっていた田中賢介の日本ハムへの復帰が正式決定した。今年は田中以外にもオリックスに入団した中島裕之、ソフトバンクに加入する松坂大輔ら日本球界へ復帰する選手が多い。
 日本人初のメジャーリーガーとしてサンフランシスコ・ジャイアンツで活躍したマッシー村上投手が1966年に南海ホークスに復帰したのを皮切りに、これまで33人の日本人メジャーリーガーたちが日本球界に舞い戻ってきた。石井一久や井口資仁らアメリカでの経験を活かし活躍する選手も多いが、その一方で最後の一花を咲かせずに終わってしまった選手たちもいる。

 今回は田中らの2015年を占う意味も込めて、彼らの通算成績と、1年目の成績を見ていこう。

☆主なメジャーから復帰した日本人選手

~投手~
五十嵐 亮太 (ソフトバンク) 【ヤクルト→NYMほか(10~12)→ソフトバンク】
渡米前:10年 507試合 47勝29敗 54S 53H 防御率3.28
帰国後:2年 114試合 4勝 6敗 14S 55H 防御率2.00
復帰1年目:51試合 3勝 3敗 12S 11H 防御率1.53(2013年)

ヤクルト時代には日本最速(当時)をマークした速球王。帰国後はアメリカで覚えたナックルカーブを武器に鷹の強力リリーフ陣の一翼を担う。

井川 慶 (オリックス) 【阪神→NYY (07~11)→オリックス】
渡米前:8年 190試合 86勝60敗 1174奪三振 防御率3.15
帰国後:3年 29試合 7勝12敗 105奪三振 防御率3.76
復帰1年目:12試合 2勝 7敗 36三振 防御率4.65(2012年)

期待されてのヤンキース入りだったが最後の3年間はメジャーに上がれず。オリックス入団後も往年のキレは戻らず1軍定着にはいたっていない。

岡島 秀樹 (横浜DeNA) 【巨人→日ハム→BOS(07~11)→ソフトバンク→OAK(13)→ソフトバンク→横浜DeNA】
渡米前:10年 507試合 34勝32敗 41S 21H 防御率3.36
帰国後:2年 100試合 4勝 6敗 9S 51H 防御率1.49
復帰1年目:56試合 0勝 2敗 9S 24H 防御率0.94(2012年)

アメリカで猛威を振るった〝あっち向いてホイ投法″は復帰後も健在。12~14年は一年ごとに日米を転々。

高橋 尚成 (横浜DeNA) 【巨人→NYMほか(10~13)→横浜DeNA】
渡米前:10年 245試合 79勝66敗 15S 1032三振 防御率3.71
帰国後:1年 10試合 0勝 6敗 33奪三振 防御率5.29
復帰1年目:10試合 0勝 6敗 33三振 防御率5.29(2014年)

MLBでは初年度に10勝をあげるなど先発リリーフの両方で活躍。復帰1年目の今季は好投した試合こそあったものの未勝利に終わった。

石井 一久 (13年引退) 【ヤクルト→LADほか (02~05)→ヤクルト→西武】
渡米前:10年 243試合 78勝46敗 1277奪三振 防御率3.38
帰国後:8年 176試合 65勝57敗 838奪三振 防御率3.94
復帰1年目:28試合 11勝 7敗 170三振 防御率3.44(2006年)

メジャー在籍中に技巧派にモデルチェンジ。復帰後8年間で6度の9勝以上と先発投手として安定した活躍を見せた。

佐々木 主浩 (05年引退) 【横浜→SEA (00~03)→横浜】
渡米前:10年 405試合 42勝33敗 229S 828奪三振 防御率2.31
帰国後:2年 34試合 1勝 5敗 23S 23奪三振 防御率4.40
復帰1年目:25試合 1勝 2敗 19S 18三振 防御率3.18(2004年)

歴代最高年俸となる単年6億5千万円で古巣横浜に復帰。3連続被弾、3試合連続でサヨナラ打を浴びるなど全盛期の力はなかった。

~野手~
西岡 剛 (阪神) 【ロッテ→MIN(11~12)→阪神】
渡米前:8年 817試合 911安打 55本 300打点 174盗塁 打率.293
帰国後:2年 146試合 153安打 4本 48打点 11盗塁 打率.286
復帰1年目: 122試合 144安打 4本 44打点 11盗塁 打率.290(2013年)

3年契約でツインズ入団も不振を極め2年で契約解除を求め阪神へ。プレーに加えパフォーマンスでもチームを引っ張る。14年日本シリーズでは最後の打者に。

福留 孝介 (阪神) 【中日→CHCほか(08~12)→阪神】
渡米前:9年 1074試合 1175安打 192本 647打点 71盗塁 打率.305
帰国後:2年 167試合 121安打 15本 65打点 1盗塁 打率.231
復帰1年目: 63試合 42安打 6本 31打点 0盗塁 打率.198(2013年)

「打率3割 出塁率4割」を掲げた1年目は不振に加え左ひざを故障。2年目も印象的な活躍こそあれど期待に応えているとは言い難い。

松井 稼頭央 (楽天) 【西武→NYMほか(04~10)→楽天】
渡米前:9年 1159試合 1433安打 150本 569打点 306盗塁 打率.309
帰国後:4年 498試合 487安打 37本 195打点 39盗塁 打率.266
復帰1年目: 139試合 140安打 9本 48打点 15盗塁 打率.260(2011年)

トリプル3を獲得した西武時代の勢いはないが、それでもキャプテンとしてチームを牽引。メジャーから持ち帰った「BURN!」も有名に。

井口 資仁 (ロッテ) 【ダイエー→CWSほか(05~08)→ロッテ】
渡米前:8年 894試合 860安打 149本 507打点 159盗塁 打率.271
帰国後:6年 790試合 775安打 89本 433打点 15盗塁 打率.273
復帰1年目: 123試合 126安打 19本 65打点 4盗塁 打率.281(2009年)

渡米1年目でワールドシリーズ優勝に貢献。ロッテ移籍後も自慢の打棒は衰えず知らず。13年には日米通算2000本安打も記録。

中村 紀洋 (所属先未定) 【近鉄→LAD (05)→オリックス→中日→楽天→横浜DeNA】
渡米前:13年 1383試合 1294安打 307本 916打点 18盗塁 打率.267
帰国後:9年 884試合 807安打 97本 432打点 4盗塁 打率.265
復帰1年目: 85試合 76安打 12本 45打点 0盗塁 打率.232(2006年)

ポスティングでドジャース入りも17試合の出場にとどまり1年で帰国。復帰後はオールスターと日本シリーズでMVPを獲得するなど4球団で勝負強さを発揮。

岩村 明憲 (14年引退) 【ヤクルト→TBほか(07~10)→楽天→ヤクルト】
渡米前:9年 977試合 1073安打 188本 570打点 67盗塁 打率.300
帰国後:4年 217試合 99安打 5本 45打点 0盗塁 打率.216
復帰1年目: 77試合 32安打 0本 9打点 0盗塁 打率.183(2011年)

星野監督のラブコールで松井とともに日本復帰も1年目はまさかの本塁打0。04年に44本塁打を放った長打力は見る影もなかった。

田口 壮 (12年引退) 【オリックス(BW)→STLほか(02~09)→オリックス】
渡米前:10年 1107試合 1134安打 67本 404打点 83盗塁 打率.277
帰国後: 2年 115試合 85安打 3本 25打点 4盗塁 打率.268
復帰1年目: 53試合 31安打 3本 10打点 1盗塁 打率.261(2010年)

MLB時代は名将ラルーサにも重宝されたバイプレーヤー。復帰後は際立った数字こそ残せなかったものの精神的支柱としてチームを支えた。

新庄 剛志 (06年引退) 【阪神→NYMほか(01~03)→日本ハム】
渡米前:10年 1054試合 955安打 145本 518打点 65盗塁 打率.250
帰国後:3年 357試合 354安打 60本 198打点 8盗塁 打率.268
復帰1年目:123試合 150安打 24本 79打点 1盗塁 打率.298(2004年)

ワールドシリーズでの日本人初安打などアメリカでもお祭り男は変わらず。日本球界復帰後は走攻守に数々のパフォーマンスでファンを魅了しパリーグ人気にも大きく貢献。

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shiro





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