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ホークスの柳田・中村らは一桁に。昇格?降格? チーム内の評価がよくわかる〝背番号〟変更

ファンにとって、現在所属する選手の背番号変更は新入団選手がつける背番号同様に話題の種となる。新入団選手を除き、今オフも各球団で背番号変更が相次いで行われた。その背番号変更には、さまざまな思いが込められている。

2014/12/18

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〝背番号〟には本人や球団の意思が込められている

 何年か前のキャンプでのこと、そのシーズンから一桁の背番号をつけることになった選手に感想を聞いたところ、意外な答えが返ってきた。

「あんまりよくわからないです。だって自分じゃ見られないから」

 なるほど確かにと思ったのだが、こういった選手は少数派だろう。
 少年野球や草野球だって自分のつけたい番号があるように、多くの選手は、自分では見ることのできない背番号を意識しながらプレーしている。

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 大きな番号を好んでつける選手もいるが、一般的には日本では高校野球の影響なのか「一桁番号信仰」が強く、若い番号のほうが「良い番号」ということになる。

 入団時はコーチのような大きな番号を背負っていても、成績を残せば番号は若くなっていく。背番号は選手としての価値を表すバロメーターであり、若い番号には選手に対するチームの期待が込められている。

 来シーズンからソフトバンクの中村晃が60から7に、柳田悠岐が44から9に背番号が変わる。このオフも各チームで多くの背番号の変更があったが、一番のトピックスだろう。

 今シーズン、中村は主に1番打者としてリーグ4位の打率.308、4本塁打、61打点、176安打で最多安打のタイトルを獲得した。柳田は主に内川、李の強力な中軸の後ろを任されリーグ3位の打率.317、15本塁打、70打点、盗塁も33個決めた。

 両選手ともに2年続けての100試合超出場だが、フルシーズンレギュラーを張ったのは初めてで、一桁の番号は堂々のレギュラーになったむくいということだろう。

 過去にホークスの7は井口資仁(現千葉ロッテ)、9は小久保裕樹(現侍ジャパン監督)が背負っていた看板番号であり、チームの期待の大きさが伺える。
 両選手ともに、この2年の活躍で大きな番号が馴染んできたところだっただけに、「60」、「44」を自分の番号として「ブランド化」してほしかったという思いもあるが、新しい番号も活躍すればすぐに馴染んでしまうのだろう。

 もう一人あげるならば、日本ハムの西川遥輝だ。フルシーズンレギュラーとしてプレーしたのは2014年が初。他の選手との兼ね合いから、ポジションが固定されなかったが、二塁に始まり、一塁、左翼、右翼と器用にこなし、センスの高さをうかがわせた。

 143試合に出場し、43盗塁で盗塁王、リーグ最多となる13三塁打と売り物の俊足を活かし、栗山機動力野球の中核を担った。来シーズンから背番号は26から8へと変更される。日本ハムの8は今シーズンで引退したレジェンド金子誠がつけていた背番号。さらに遡れば片岡篤史、島田誠と主力選手によって受け継がれてきた栄光のナンバーであり、ただの一桁番号ではない。金子の引退後、間を置かず8を与えたところに新リードオフマンへのチームの期待の高さが見て取れる。

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