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今年もロッテ多し。甲子園に広がるプロ野球応援歌

近年いわゆる高校野球の伝統曲に代わって演奏されることが増えているのがプロ野球応援歌。特に人気の高い千葉ロッテマリーンズの応援歌は今年も多くの学校で使用されている。

2016/08/15

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東邦はロッテの応援歌づくし

 日本の夏の風物詩である全国高校野球選手権大会、通称「夏の甲子園」。そんな甲子園の一つの名物としてあげられるのが各高校の工夫を凝らした応援だ。今年の夏には高校野球の応援をテーマにした書籍が発売されるなど、その注目度は近年さらに高まりつつある。
 

 
 甲子園の定番曲としてあげられるのが、智弁学園和歌山高等学校が初出場の際に使用して以降、各校に広がった『アフリカン・シンフォニー』や天理高校発祥の『ワッショイ』Queenの『We will rock you』『SEE OFF』など……『サウスポー』や『狙いうち』に『ガラスの十代』といった70年、80年代のヒット曲や『海のトリトン』『ルパン三世』といった昭和アニメソングも根強い人気を誇る。
 
 こうした古くから使われている応援歌に加えて、近年使用が目立つのがプロ野球の応援歌だ。特に手拍子と声援のみで相手を圧倒するスタイルで人気を誇る千葉ロッテマリーンズの応援歌の人気は絶大。選手個人の応援テーマ、チャンステーマ共に、ほとんどの高校で使用されており、球団別で見るとその使用頻度は圧倒的だ。
 
 特に球団では、2015年に応援歌の吹奏楽アレンジ音源とフルスコア、楽器ごとの楽譜をセットにしたCDを発売。12球団で応援歌の吹奏楽版アレンジが公開されているのはロッテだけだ。また応援団も演奏を希望する高校に対して協力的で、こうした取り組みが、現在の使用校の多さに繋がっているようだ。

 特にロッテ応援歌の使用が多いのが、DeNAの関根大気や中日の岩田慎司の出身校としても知られる愛知県代表の東邦。
 
 各種チャンステーマや、ロッテ時代の今江敏晃、福浦和也といった定番どころはもちろん、今年から使用再開した『エリーゼのために』や加藤翔平などの応援歌も演奏している。
 
 特にプロ野球ファンを驚かせたのが、プロ注目の強打のエース投手である藤嶋健人投手の打席。なんとクレイグ・ブラゼル(ホセ・カスティーヨも使用)の応援歌から、ルイス・クルーズ(現巨人)の応援歌に繋ぐメドレーとなっている。クルーズの応援歌の歌詞は全てスペイン語だが、これもそのまま使用されていた。

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