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巨人、最大の誤算は総勢13名の助っ人陣。今季初登板マイコラスで光差すか【死亡遊戯コラム】

巨人が苦しい戦いを強いられている。24日のDeNA戦ではエース・菅野が9失点でまさかのKO。悪い流れを25日今季初登板初先発となるマイコラスが断ち切るか。総勢13名の外国人選手にはまさに助っ人としての活躍が求められる。

2016/06/25

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13名の外国人選手、期待通りに機能せず

ハマスタでエースが沈んだ。

24日、DeNA戦に先発した菅野智之が自己ワーストの9失点で3回途中KO。
開幕からローテの中心で回る大黒柱の炎上。0点台をキープしていた防御率も1.64まで悪化した。
ここ数試合の投球内容を見るとさすがに疲労を感じるが、今の巨人にはこの菅野をサポートできるような安定した先発投手はひとりもいない。
2年目の高木勇人はリーグ最下位の防御率4.62と絶不調で、20歳のサウスポー田口麗斗も1年間ローテで回った経験はない。
やはりマイコラスとポレダという、昨季2人で計21勝を挙げた両助っ人投手の不在が響いている。

この2人に象徴されるように、今シーズンの由伸巨人が波に乗り切れない最大の要因は「外国人選手の誤算」だろう。
巨人には総勢13名の外国人選手が在籍しているものの、現在1軍で活躍しているのはマシソンのみ。
5年目の剛腕セットアッパーは、今季もすでに31試合に登板。
チーム最多の6勝を上げ、リーグ2位の17ホールド、防御率2.61と手薄なブルペンを支える活躍を見せている。
対照的に新主砲として期待されたギャレットは「4番ファースト」ではなく「7番レフト」として出場する日々。
打率.238、9本塁打、26打点、OPS.756と日本野球に苦しむメジャー122発男。
元々内外野の守備に不安がある35歳の高額年俸選手なだけに、どこまで我慢して起用するのか判断が難しい選手だ。
春先はこのギャレットとクリーンナップを組んでいたクルーズも左足首の故障で戦線離脱中。
彼らの代役のはずのアンダーソンも故障を繰り返しており、今季限りでの退団が濃厚だろう。
そんな中、「キューバの逸材」と鳴り物入りで入団した23歳のホセ・ガルシアを緊急昇格させるも4試合で7打数無安打。
同じくキューバ代表クローザーの22歳右腕メンドーサも1軍では防御率11.25とまったく戦力になっていない。
4月末にはソリマン、アダメスの両投手、さらに6月初旬に独立リーグ徳島から左腕ガブリエルを獲得するもそれぞれ育成目的の側面が強く、即戦力としては期待薄なのが現状だ。

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